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8/22/2024, 10:28:37 AM

表を見せたくないから、裏返す。

見せたくないものって、なんだろう。

「好き」「愛してる」ポジティブな感情?

「嫌い」「ウザイ」ネガティブな感情?

それとも「本当の自分」?

泣いている自分を見せたくないから、裏返す。

背中だけを、見せる。

当時も、今も、私は自分を裏返していた。

だって、それなら、何かを言われても、それは本当の自分じゃないと、言い訳できるから。

8/6/2024, 11:44:14 AM

太陽のように輝く貴方は、みんなを明るくしてくれる。

でも時に、暑すぎてバテて倒れてしまう人もいる。

眩しすぎて、顔を顰める人もいる。

羨ましかった。私は夜空に漂う小さなお星様。

私の代わりはいくらでもいる。

太陽は、ひとつしかない。

でも、私という名の星は、ひとつしかない。

誰にも届かなくても、光続けようと思う。

7/30/2024, 10:23:09 AM

その汚れひとつない、澄んだ瞳。

ただ、希望だけを見つめている真っ直ぐな目。

私の瞳は、いつしか汚れてしまった。

だから、貴方に見つめられると、とても眩しくて、目を逸らしてしまう。

涙が出るほど、眩しすぎたんだ。

7/29/2024, 2:38:49 AM

「あぁほら!あっちにイカ焼きあるよ!早く行こ!」

「ちょ、は、早いって」

インドアな貴方だから、お祭りに誘っても楽しくないかなと思っていたけど、どうやら私より楽しそうでなによりだ。

都会にある、田舎寄りのこの地域で開かれる小さな祭りは、今年で20周年を迎えるらしい。この地域が大好きな私は、しばらく外に出られなかった友達を誘って、祭りに参加した。

貴方の笑っている姿を見るのは、何年ぶりだろうか。

「にしても、お祭りは美味しいものが沢山あっていいね!あ!焼きそばまた食べよっかな〜」

「えぇ?!また?!」

「いらないなら、貴方の分も私が食べちゃうよ!おじさん、焼きそばふたつ!」

あぁそうだ、貴方はとても食いしん坊で、いつも私を困らせていたんだ。それすらも忘れてしまうだなんて、私は友達失格だ。

「あぁっ、10円足りない!」

「もう、しょうがないなぁ。今日だけね」

「わぁ!ありがとう!」

お祭りは、沈みきった貴方の心を救ってくれた。

7/27/2024, 10:32:03 AM

「ねぇ、昨日さ、夢の中で神様にあったんだけど」

「頭でも打った?」

私が話している途中なのに、貴方はそう割り込んできた。会話の途中に貴方が邪魔をするのは、多分これで初めてだった。

「違うよ。本当だもん」

「あぁ、ごめんごめん」

「それで、私にこういったの。あなたのそばにずっといるからねって」

「えぇ、守護霊……てきな?」

「そんな感じかも。とっても、神々しくて、綺麗だったなぁ」

「へぇ。私のところにも、舞い降りてこないかなぁ」

多分、それはないよ、と言いかけて、私は口を噤んだ。

その神様は、貴方だから。

でも、きっと貴方にとっての神様が、私なら。

今日の夜、あなたの夢に神様が舞い降りてきてこう言った。

『あなたのそばにずっといるからね』

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