紅林真叶

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10/17/2022, 11:57:57 AM

忘れたくても忘れられない


俺には、3歳からの幼馴染がいた。
名前は香織。
奇跡的に、保育園から高校まで同じ学校だった。
高校卒業と同時に、俺は県内にある理系国立大学。
香織は、都内にある国立の医学部に進学したため、会う機会も少なくなった。

大学に入学して初めての冬が訪れた。
その日は実習で帰りが遅くなってしまった。
電車に揺られながら、俺はスマホをいじっていた。
すると、母からメールの通知が届いた。
それを開くと、思いもよらないものだった。
『香織ちゃんが、交通事故に遭って亡くなったって』
嘘だろ、と思った。
か、お、り、が、死、ん、だ…?
そのメールが信じられなくて、病院の名前を聞いて急いで向かった。

病院に着くと、父母と妹が廊下で立ち尽くしている姿を見つけた。
部屋の中から、おばさんの泣き声が聞こえてくるのがわかった。
「母さん、香織は?」
「…あそこよ。行ってきなさい」
母が指差した方向へと、足を進める。
その足は、今まで感じたことのないくらい重かった。

部屋に入ると、白い布を被った遺体があった。
「宏太くん。きてくれたのね……香織の顔、見てあげて」
おじさんが、布をめくってくれた。
そこには、長年見てきた幼馴染。もう開くことのないその目を見て、俺はもう悲しみを超えた感情が込み上げてきた。
泣きたいはずなのに、涙は出てくることはなかった。


葬式が終わってからの日々は、あっという間だった。
俺は月命日になると、必ず香織の墓を訪れることにした。
仏花を片手に、月に一度、香織に会いにいくことは習慣となっていた。
「香織。今日は雲ひとつない青空だぞ」
俺は今日も、香織に言葉をかけていく。
彼女の分も、俺は生きる。

そう心に誓った。

10/16/2022, 3:22:05 PM

やわらかな光


静かに輝く冬三日月 凍える空
頼りない月明かり ゆらゆら揺れてる

心の奥 滲むために 抗えずに頷いてた

あなたがいまそっと与えてくれる
あなたが光だった
凛として咲いたあの花のように
今日を生きる溢れる想い 
愛しさで

10/15/2022, 4:28:19 AM

高く高く


空高く飛び立つ
空高く羽ばたく

誇り高くありたい

そうやって生きていくことが、私の理想

10/13/2022, 3:55:45 PM

子供のように


俺は、彼女が好きだ。
大切な存在で、全てを捨ててしまっても構わない。
だから、戦のない世界で、2人だけで生きて行きたいと思うのに。
周りがそれを許してはくれなかった。

何もかもが限界だった。
否、とっくに限界だったのかもしれない。

子供のように、自分の本音を彼女にぶちまけて、彼女の心を傷つけてしまった。
それは、いくら謝っても許されることではないとわかっている。

けれど、彼女は優しかった。
あれだけ傷付けてしまったにも関わらず、彼女は俺の元から去ることはなく、ずっと俺のそばにいてくれる。

そんな彼女を、俺は生涯愛し続けると心に決めたのだった。

10/13/2022, 2:53:39 AM

放課後


私が高校生の頃の放課後の過ごし方

月曜日:コンビニに寄る
火曜日:マクドナルドに行く
水曜日:スタバに行く
木曜日:サイゼリアに行く
金曜日:そのまま家に帰る

これが、私のこだわりの放課後の過ごし方







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