✝しがない高校生✝

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1/17/2024, 10:10:12 AM

木枯らし

木枯らし。
僕はこれを見た時木が枯れるのか?と思った。

意味が気になるので調べてみたら、
季節が秋から冬へと変わる時期に初めて吹く北よりの強い風のことだって。

へぇ、勉強になる。
まだまだ知らない言葉が沢山あるんだな。

1/16/2024, 11:09:44 AM

美しい

君は夏に遠くへ転校すると
帰りの電車で告げた。

時間が止まったかのように
頭の中が真っ白になった。
これは親の都合だから、と
君はそう言った。
LINEは繋げているけど
話は続かなくて気まずい。
君はいつも子供思いで
自分の為に皆の為に努力出来る。
僕も沢山支えられてきた。
「ありがとう」の一言も
全然上手く言えなくても
君は大丈夫だよと笑ってくれる。
「ごめんね」も言いたいのに
君が居ると素直になれなくて。
勉強の合間に話しかけてくれるけど
つい、素っ気なくしてしまう。
君に僕を見てもらいたくて
身だしなみに気を使ったり
気持ちを伝える練習をしてみた。
でもなかなか上手くいかなくて
君は僕じゃない違う人と…なんて
考えてしまうんだ。
君が決めることなのに
誰かに取られたくない、不安に
なってしまって夜も寝れない。
君が居るから、頑張れるんだ。
転校先では僕より綺麗な人が
沢山居るんだよね。
転校してもたまに遊べるし
LINEでも手紙でも話せる。
でもお互い成長して社会人になったら
この気持ちは変わっているかもしれない。
君は大切な人に出会うかもしれない。
君の人生は君だけのもの。
分かってるんだよ、分かってる。
でも色々考えていくと
色々な気持ちが混ざって複雑になる。
僕はどうしたいんだろう。
あぁ、胸に大きく穴が空いたみたいだ。
まだ時間は沢山ある。
君と話したこと、遊んだこと、
笑ったこと、喧嘩したこと。
この思い出はきっと忘れない。
これからの思い出も必ず。

夕日に照らされた君の横顔。
近いけれどなんだか遠くて、
美しい残酷さを味わう。

1/15/2024, 11:59:19 AM

この世界は

この世界は残酷だ
僕を愛してくれないから
きっと寂しいだけだよね

この世界は残酷だ
こんな嫉妬で苦しむなんて
それくらい好きなんだよね

この世界は慈悲だ
みんなは僕から離れていく
きっと逃げたいからだよね

残酷と慈悲
僕は全て等しいと思ってる
この世界だから等しいんだ

だから必ずいい事あるって
どうしても信じたいんだよ

1/15/2024, 1:48:03 AM

どうして

これを体験した人は結構いると思う。
可愛がれたい、大切にされたい、愛されたい。

いつも少しのことで不安になってしまう。
反応が素っ気なかったり、返信が遅かったり、
冷たく感じたり、いつもと何かが違ったり、、。

嫉妬してくれたの嬉しくても
その後塩対応が増えて嫌われたかもしれない。
他の人と楽しく仲良くしていて
僕は必要ないって思われてるかもしれない。
君の為に嘘をついた事も
全て知っていて関わりたくないと思われたかもしらない。
あのような事があったから
もう疲れて僕と話したくないかもしれない。

それでも、、それでもまだ一緒に居たくて
一生懸命に話しかけたり、ずっと笑顔で居たり、
出来ることを努力してやったり、支えたり。
捨てられたくなくて、嫌われたくなくて。
本音を隠してただ強がったり。

君に見られないように隠れて、
不安で堪らなくて夜寝付けなかったり
苦しくて食欲が無くなったり、
辛くて涙が出たり出なかったりする毎日。

感情が分からなくなって
どうしたいのかも分からなくて
ストレスになってしまう。

あの時が1番楽しかったな
またあの時みたいに過ごしたいな
そう考えている内に君が離れていくかもしれない。
「離れないでね、大好き」なんて言葉
嘘だったのかなとか考えてしまう。
僕のせいで嫌な気持ちにさせたんなら謝りたい。
君はそんなの無いよと言うけれど。

でも、そんなことを考えてしまう僕も
君が大好きなのか、冷めていってるのか。
どうしてだろうって思っても何も分からない。
でも…これだけは分かる。
この気持ちは本当だってことを。
今の君に言うならこの言葉だよね。

「ありがとう、大好きだったよ」

1/9/2024, 11:25:32 AM

三日月

冬休みが明けて雲に隠れている月を見ていた。
ふと、小さい時にお母さんと三日月を見たことを思い出した。

「ねぇ、前はまん丸だったのに今はどうしてこんな形なの?」

僕はお母さんに聞いた。
お母さんは「どうしてだと思う?」と答えた。

「んーっとねぇ、あ!宇宙人が食べたんだ!」

僕はドヤ顔しながら答えた。
ふふっ…と微笑む声が聞こえて僕も嬉しくなった。
その後も、お母さんと一緒に月を見ながら、色々な話をした。

今はもう癌を患っていたお母さんはいない。
僕は成長して医者になった。
お母さんとの約束を守るために。
今でも忘れられないよ。

お母さん、僕ちゃんと頑張れてるかな?

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