かっぱえびせん

Open App
3/18/2025, 3:22:45 AM


「叶わぬ夢」ってのはよ、 時間を巻き戻せねぇってこと みてぇなもんだ。

あの時、もうちょい素直になれてりゃ。
あの時、あと一言だけ伝えられてりゃ。
あの時、違う道を選んでりゃ。

そんな「もしも」ばっか考えて、頭の中で何度もやり直す。けどよ、現実は無情だ。過去は過去、時間は戻らねぇ。どんだけ後悔したところで、そいつは変わらねぇんだよ。

でもよ、不思議なもんで、そういう 叶わねぇ夢 ほど、やけに鮮明に覚えてやがる。叶った夢なんざ、気づいたら当たり前になっちまってんのにな。

だからって諦めろとは言わねぇ。夢は叶わねぇから価値があるんじゃねぇ。叶えるために足掻くから意味があるんだよ。

…って、まぁエラそうに言ってるオイラも、酒飲みながら「ジャンプの発売日が一日早まる夢」見てんだけどな。叶わねぇ夢ってのは、案外そんなもんよ。

3/17/2025, 3:10:03 AM

春の風に乗っかって、ふわりと漂う花の香りってのぁ、まるで昔の思い出をそっと撫でるみてぇなもんだ。忘れたくても忘れられねぇこと、心の奥にしまったまんまの気持ち、そういうのを一瞬で引っ張り出してきやがるんだよな。

桜の香りにゃ、散り際の切なさってもんが詰まってるし、藤の香りには、誰かを待ち続ける健気さが宿ってやがる。そう考えりゃ、花ってやつぁ、見た目だけじゃねぇ。香りにまで人の心を揺さぶる力を持ってやがるんだ。

ま、オイラはそんな繊細なこと言いつつも、鼻炎持ちだからな。花の香りどころか、くしゃみで全部吹っ飛んじまうけどよ。

…ったく、人生ってのはいつだって皮肉たっぷりだよなァ。



花の香りと共に

3/15/2025, 4:52:44 AM

別に、会いてぇわけじゃねぇんだ。
ただ、あんたの声が頭ん中で離れねぇだけでよ。
あんたが残した言葉が、
この腐った心ん中にしみついちまってるだけでさァ。

どこにいるかなんて、
もう知りたくもねぇし、
追いかけるほどガキでもねぇ。

でもよ、
気づきゃ目の端であんたを探してる。
あんたみてぇなバカ野郎を、
探してる自分に、笑っちまうんだよ。

…ったく、
しつけぇのはどっちだっつーの。


君を探して

3/12/2025, 11:08:18 AM

終わりっつうのは、ただの区切りでしかねェ。
人生ってやつは、勝手に幕引きできるほど安くもねェし、
逆に「ここで終わりだ!」って決めたところで、
次の朝にはまた太陽がのこのこ顔出してやがる。

つまりだ、終わりなんざねェんだよ。
あるのは、終わったと“思った”そっからの始まりだけだ。

たとえば、祭りが終わった後の寂しさも、
結局は「また次がある」って思えるからこそ味わえるもんだろ?
燃え尽きるのもいいが、灰になったところで風が吹きゃまた舞い上がる。
んなら、しぶとく生きてみりゃいいじゃねェか。

人生ってのは、続く限り続くもんだ。
だったら、何度でも初めてやりゃあいい。
その度にちょっとずつ違う景色が見える。
だからこそ、生きるってのは面白れェんだよ。

終わり、また初まる、

3/12/2025, 3:20:51 AM

星ってのは、何かしら「俺様」感を持ってるよな。
遠くから見ると「おぉ、なんて美しい」ってなるけど、実際近づいてみたら、「あ、何もねぇ」ってなるパターンだよな。でも、だからこそあんなに輝けるんだよ、あいつら。触れられないからこそ、手が届きそうで届かない、その微妙な距離感がまた、いい塩梅で魅力的なんだよな。

だけど、俺たちみたいな人間はどうしてもその光に引き寄せられる。こっちが手を伸ばすたびに、星は少しずつ遠ざかる。どれだけ追いかけても、結局その距離は縮まらない。だからこそ、次の日もまた、無駄に見上げてしまう。あいつらがわざと見せつけるその光が、俺たちを試してるみたいで、なんか悔しいけど、ついつい引き寄せられてしまうんだよな。

まぁ、結局星も、俺も、あいつらの光も、遠くにいるからこそ、輝いてる。近くにいたら、ただの普通の「光」でしかない。でもそれを分かってて、毎晩夜空を見上げる。何なんだろうな、あれは。


Next