かっぱえびせん

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12/18/2024, 3:28:30 PM



『冬は一緒に』

冬の寒さ、君と一緒なら温かいはずなのに、
勇気が出ないまま、ただ雪を見てるだけ。
君が笑ってると、
心が溶けそうになるけど、
結局は『寒いね』としか言えない自分に、
雪より冷たい気持ちが降り積もる。


12/17/2024, 10:06:39 AM

『とりとめもない話』

①時計が止まった日

「部屋の時計、いつの間にか止まっててさ。」
「あるある。時間が止まったみたいに感じるよね。」
「動かない時計って、なんか…落ち着く時もある。」
「わかる。でも気づくと、慌てて時間確認しちゃうんだよね。」
「時間って、不思議だね。止まってると気になるのに、進んでると追いつけない。」

②コーヒーと砂糖の話

「コーヒー、いつからブラックで飲めるようになった?」
「高校くらいかな。でもまだちょっと苦い。」
「私、砂糖とミルク絶対入れる派。」
「甘くないと無理?」
「ううん、苦いのも嫌いじゃないけど、ちょっと甘さがほしいだけ。」
「なんかさ、大人になっても完全に苦いものばっかりじゃつまんないよね。」


こういう、なんでもない話ほど、
あとでふと思い出して、
なんとなく笑える。

12/16/2024, 2:17:24 PM

「風邪」

風邪が訪れて、
何もする気が起きない。
お茶とティッシュ、
ただそれだけが私の世界。

暖かい布団に包まれて、
外の音が遠く聞こえる。
風邪は静かに、
でも確実に、私の一日を支配する。

12/15/2024, 4:19:59 PM

『雪を待つ』

雪が降ることを、私はまだ知らない
ただ、冷たい空気が心に触れて
冬の匂いが遠くからやってくる

空は灰色、けれど優しい色
静けさの中で何かを待つ時間
それは、私の中にだけ降る雪のようで

「降るかな、今日」
そんな風に君の言葉を待つ
どこかで、少しだけ期待して
降らないとしても、
その空を見上げることが好きだから

白く染まる街を想う
それはたぶん、私の心が
君のことで、また真っ白になる瞬間

――雪は、待つ人のところに降るのだと
誰かが言っていた
なら、君はいつ、私の冬に降るのだろう

12/14/2024, 11:23:15 AM

『イルミネーション』

イルミネーションの光が
寒空に散りばめられた星のように輝いて
冷たい風に乗って、街を包み込む。

「こんなにも綺麗なのに、
なんでひとりなんだろう?」
ふと思ったその瞬間、
自分にツッコミを入れたくなる。
「いや、だって、誰かと来るのもいいけど、
ひとりでもこの光を楽しめるって、なんかカッコいいでしょ?」

でも心のどこかで、
君と一緒に見たあの光が
今も鮮やかに蘇る。

「ああ、もう…結局、
またひとりで来てるんだな、私。」
でも、少しだけ誇らしい気もする。
だって、このイルミネーションが
私を包んでくれるから。

一緒にいるはずの人がいなくても、
光は消えずに、
私を少しだけ明るく照らしてくれる。
それだけで、なんとなく
今日もやっていける気がするんだ。

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