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5/13/2024, 1:44:00 PM

「はぁぁ…。」
土日休みは好きだけど、先輩と2日間会えないの辛いなぁ。
「まだ土曜日の13時…」
何も予定がないし、暇だなぁ。
刻一刻と失われる時間。
何か意味のあることをしないと今日に罪悪感が出てしまう…
「どーしよー!!!」
そう叫んでいた時、スマホの通知音がなった。
「あれ、なんだろう…」
見てみると1件のメールが届いていた。
「良ければ一緒にカフェ行かない?」
「!!!」
先輩からのデートのお誘い。
「もちろん行きます!!」
即既読、即返事。
こうなったら早速準備しないと!!
「じゃあ15時に白沢駅でね。」
「はい!」
楽しみがすぎてどうしよう。
どんな服がいいだろうか、メイクもしないと。
色々とワクワクして止まらない。
「やっぱり私ついてるっ!!」

5/12/2024, 10:40:51 AM

子供みたいに笑うあの子。
東雲椛。
「先輩…!先輩!
皐月先輩!何かありましたか?」
「え?」
「その、ぼーっとしてたので…」
「あ、あぁ。なんでもないよ。ありがとうね。」
「いえいえっ!」
無邪気に笑うその笑顔は、太陽のように明るい。
「ふ、本当に、君は元気だな。」
どうか、その笑顔を絶やさないで欲しい。
何も知らない、子供のような。
どうか、君は子供の心のままでいてくれ。
「えへへ…あ、その、良ければ、一緒にお昼食べませんか?」
「もちろん、いいよ。」
君のその笑顔を見ていたら私も笑える。
「やった!」
あぁ、本当に。君は太陽だ。
「…君には敵わないな。」
そう言って、ふっ…と笑ってみせた。

5/11/2024, 12:29:59 PM

今日も、私は愛を叫びます。
「先輩!好きでーーーーーす!!!!」
山に向かって。
「先輩好きでーす!」って山から返ってきた。
「はぁ、はぁ…。」
朝イチで叫ぶとやっぱり喉に来る…
「おや、椛くんじゃないか。」
「せ、先輩!」
「朝から汗かいて…大丈夫かい?ほら、タオル。」
「あ、ありがとうございます…」
先輩のタオルだ…
こう思うと毎朝叫んでて良かったと思える。
「こ、これ洗って返しますね!」
「ふふ、ありがとう。じゃあ、私はこれで。」
「は、はい!剣道頑張ってください!」
「うん。頑張るよ。ありがとう。」
私の憧れの皐月先輩は剣道部の部長。
とってもかっこよくて憧れだ。
「はぁぁ…今日も先輩かっこよかったぁ…。」
それに…タオル借りちゃうなんて…
「今日の私ナイスすぎっ」
そう言って、自分で自分を褒めて、今日も一日頑張ろうと思った。

5/10/2024, 10:35:34 AM

花壇を見ながら先輩と喋る。
「あ、見てください!先輩!
モンシロチョウが止まってますよ!」
「本当だ…可愛いね。」
隣にいる先輩は私が密かに想いを寄せてる人。
「いやぁ、春ですねぇ。」
「そうだね。」
春、それは出会いと別れの季節…
来年の春には先輩も卒業してしまう。
「ふふ。」
カシャリと、カメラのシャッターをきる。
先輩を少しでも感じれるように。
思い出としてこういうのも残していきたいな。
「おや、人が油断してる時に撮るとは。やるね。 」
そう言ってふわっと笑う先輩。
「えへへ、すいません!」
私の憧れの先輩で、私の好きな人。
「あはは。本当に、君は困った子だね。」

5/9/2024, 12:03:46 PM

「らとはわたしのものなの」
そう言って光の入ってない目で私を見る主様。
いつもより怖かった。
でも、忘れられないくらい美しかった。
もう一度みたい。
忘れられない、いつまでも。
どれだけ時が経っても。
ふと、瞼の裏に浮かぶ。
「絶対に許さないから。」
その言葉と暗い瞳。
真っ黒に染まった瞳は黒曜石のように美しかった。
そんな主様を見てると息が詰まって、
鼓動が早くなるのを感じた。
あんな冷ややかな目で見るなんて。
いつもの主様の面影がない。
「はい、あるじさま。」
なんとか返事をしたら、
主様は私の首に首輪を付けた。
「もう、どこにも行かないでね。」
あぁ。やっぱり主様は暖かい。
でも瞳に光はない。
少し息の浅くなった私と、優しく私を見る主様。
「だいすきだよ、らと。」
あの瞳を忘れられない、ずっと。

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