あなたへの贈り物
遠く離れた君の背中に
届かない声だけが響いてる
二人の夢描いたあの場所も
今はただ、思い出の箱の中
抱えきれないほどの愛を
詰め込んだはずの手紙たちも
君の手にはもう届かない
でも最後に伝えたいよ
これが私からの贈り物
壊れた心の破片を集めて
さよならの言葉に込めた想いを
君に渡すよ、涙と共に
いつも笑っていた君の横で
涙を隠すことに慣れてた
君の笑顔だけ守りたくて
それだけで幸せだったのに
終わりがあるなんて知らずに
紡いだ日々が愛しくて
だけど未来は違う方向へ
もう引き返せないんだね
これが私からの贈り物
砕けた夢のかけらを包んで
ありがとうの言葉で結ぶ想いを
君に渡すよ、最後のプレゼント
君が幸せでいられるなら
それだけでいいって思ってた
だけど心の片隅では
今も君を求めてる
これが私からの贈り物
さよならさえ愛に変える勇気で
傷ついた記憶も輝く日々も
全て君に捧げるよ
さよなら、私の愛しい人
贈り物は君の手の中
いつか君が思い出したとき
私を忘れないでいてね
羅針盤
真夜中の海に一人漂う
かすれた声が風に溶けていく
沈む星たち 寄り添う影たち
あなたを探す羅針盤が狂う
記憶の波が押し寄せるたび
冷たい涙が胸を裂く
「帰らないで」って願った声は
深い闇に呑まれた
壊れた羅針盤が指すのは
終わりのない悪夢の海
あなたがいないこの世界で
出口のない痛みを泳ぐ
愛の亡霊が囁く声
「もう戻れない」
曇る鏡に映る歪んだ笑顔
後ろで何かが笑っている
揺れる灯火が道を惑わせ
逃げ場のない迷宮へ誘う
温もりの跡が残る手首
それでも消えない感覚が
首筋に触れた冷たい風
あの夜の香りを運ぶ
狂った羅針盤が示すのは
忘れられない記憶の檻
あなたのいないこの現実で
生きる理由さえ崩れていく
闇の奥から呼びかける声
「こっちにおいで」
静寂が崩れ 耳鳴りが響く
振り向いた先に立っていたのは
あなたじゃない あなたじゃない
けれどその目が私を見つめてた
砕けた羅針盤が照らすのは
終わらない孤独の深淵
あなたを追い続けた果てに
私も何かに変わり果てる
愛の残骸に囚われながら
彷徨い続ける
真夜中の海に沈む影ひとつ
羅針盤はもう動かない
静かに消えていく足音だけが
最後に残る音だった
明日に向かって歩く、でも
ねえ、君の声がまだ響く
静かな夜に心が揺れる
「大丈夫」って言い聞かせても
消えない面影、今もそこに
風が冷たく頬を撫でる
ひとりきりの帰り道
君の背中、あの日の記憶
何度も繰り返す、胸の奥で
明日に向かって歩く、でも
君の笑顔が消えなくて
壊れた恋の欠片を抱え
踏み出す足が震えてる
明日に向かって歩く、でも
心の中でまだ君を探す
もう戻れないと知ってても
手を伸ばしてしまうよ、今も
あの時もしも違う言葉を
選んでいたら何か変わった?
自分勝手な言い訳ばかり
君を傷つけた僕の過去
遠くなる街の灯りさえ
どこか寂しく見えてくる
新しい誰かを探す勇気
まだ持てなくて俯いてる
明日に向かって歩く、でも
君の名前をつぶやいて
冷たい風に流されながら
想い出だけを抱きしめる
明日に向かって歩く、でも
消せない傷がまだ疼いて
この痛みもいつかは癒える?
信じられない夜の中で
足元に落ちた影
君の温もり、夢の跡
けれど朝日は昇るから
少しずつでも前を向こう
明日に向かって歩く、でも
君の存在が支えてた
この涙が乾くその日まで
一歩ずつでも進みたい
明日に向かって歩く、でも
振り返ること許してほしい
過去を抱きしめて強くなる
そう信じて行くよ、未来へ
ねえ、君の声がまだ響く
でもいつかきっと笑えるかな
失った日々のその先に
僕の新しい空が待ってる
ただひとりの君へ
遠ざかる足音に
心が空回りしてた
君のいない朝焼けが
こんなにも冷たいなんて
あの日、言えなかった言葉
胸の奥でまだ息をしてる
何度も強がった背中が
ただ君を求めてる
ただひとりの君へと
この声が届くなら
過ちも涙も抱きしめて
もう一度、君と歩きたい
忘れられない笑顔が
今も僕を照らしてる
戻れるのなら、どんな闇も越えていく
ただひとりの君へ
季節が巡るたびに
思い出が色褪せていく
だけどあのぬくもりだけは
消せないまま残っている
強がりで閉じたドアを
君の声が今叩いてる
聞きたかったその一言で
心がほどけていく
ただひとりの君だけを
守れる強さが欲しい
痛みさえも希望に変えて
もう一度、君と生きたい
交わした約束の中に
僕の未来があるから
どんな道も、君がいれば越えられる
ただひとりの君へ
時を戻せなくてもいい
君とまた始められるなら
「ごめん」と「ありがとう」を込めて
今、君に届けたい
ただひとりの君へと
この想い届くように
過去も今もすべて抱きしめて
新しい明日を歩こう
君とならどんな夢でも
叶えていける気がするよ
終わりじゃなく、ここから始まる未来へ
ただひとりの君へ
ただひとりの君へ
君だけを愛してる
手のひらの宇宙
君と繋いだその手のひら
小さな宇宙が広がってた
鼓動に合わせて巡る星々
僕らだけの時間があったね
だけど言葉は途切れたままで
気づけば空は曇ってたんだ
指の隙間からこぼれる光
二人で描いた夢の欠片
手のひらの宇宙は壊れたけれど
まだそこに残る君の温もり
消えない記憶が僕を刺すたび
愛してたことを知る
夕焼けに染まる街の影で
君の笑顔が浮かんでくる
追いかけても届かない背中
手を伸ばしても空を切るだけ
いつか二人で見た星座さえ
今はただの点と線になる
失くした未来が僕を惑わせ
答えのない夜が続く
手のひらの宇宙が零れ落ちても
僕の心には君がいるから
消せない傷跡も抱きしめながら
進むしかないと知る
もしも願いが叶うのなら
もう一度君を照らしたい
あの星空の下で寄り添った
奇跡をもう一度だけ
手のひらの宇宙は遠く消えても
忘れられない愛がそこにある
痛みに染まる夜空を見上げて
また歩き出す僕がいる
君と過ごしたあの手のひらに
小さな宇宙が輝いてた
今も僕はその光を胸に
新しい朝を迎えるんだ