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4/5/2025, 1:04:30 PM

桜にとって人間とは

 「花見」という言葉があるが、字面的には、どの花でも良いはずだが、日本では、花=桜になっている。それくらい日本ではメジャーな桜。
 特に今の時期は、桜に携帯を向けて写真を撮ったり、桜を背景にして写真を撮っている人たちをよく見る。

 この前テレビを見ていたら、一部の花は、虫の音を聴くと、蜜の甘さを変えたり、防御反応をしたりするそうだ。

 もしかすると桜も、人間の声だったり、シャッター音だったりを聞いて、なにかしら対処してるのかもしれない。もししているとしたら、防御反応だろう。

 そう考えると、人間が無邪気に見ている桜の花も、花からはどのように見えているのかなと思った。相手の立場になって考えようという感じで。

 そう考えていると、今まで桜の立場で考えた事がなかった事に気がついた。そんな自分の散漫さが恥ずかしくなってきた。
 なので、これからはもう少し、桜の立場を考えて、配慮した撮影が必要だなと、桜を撮影している人たちを見ながら考えていた。

4/3/2025, 1:42:29 PM

「君」って言葉、使うかな

 よく歌の歌詞や本の中では出てくるけど、今まで生きてきて、「君」という言葉を、目の前の人に対して使ったことがない。当然、使われたこともない。

 しかし、例えが古くて申し訳ないが「君の名は」とか「君の膵臓を〜」とか「君はロックなんて〜」など、よく耳にする言葉ではある。

 耳にはするけど使わない言葉というのは、一種の文語体みたいなものかもしれない。昔の漫画のキャラクターは、「ったく」と言っていて、そこだけとても違和感があったことを思い出した。

 まあ、自分が使うことに馴染まないからといって、その言葉を排除するのはおかしな話。もしかしたら、私にはあまり縁がない世界では、二人称を「君」というのが当たり前な世界も存在する可能性はある。
 個人的には、少しのぞいてみたいような気もするけど、多分、居心地が悪いよね、長居はできなさそう。じゃあ、今の世界の方が多少はいいかな。消極的な理由で。

4/2/2025, 1:20:54 PM

空に向かってカメラを向ける

 光は撮れないけど、逆光になるように写真を撮る。私が撮りたいのはものではなく、光なのだと思う。
 でも、光そのものは撮れないから、そのリフレクションから光を想像する。そのために、レンズを空に向ける。


 まさか自分にそんな日が来るとは思わなかった。それまでは、廃墟や朽ち果てたものばかり撮っていたから。
 歳をとり、私自身が朽ち果ててきているから、そうでないものを求めるようになってきたのかもしれない。ないものねだり。

4/2/2025, 1:07:01 PM

初めてといってもいいくらい

 久しぶりに、両親の夢を見た。こんな笑顔の両親を見たのは初めてかもしれない。そして、久しぶりに実家に帰った私をもてなしてくれた。

 こんな夢は今まで見たことはない。もちろん実際にはそんなことは起こらない。それはわかっている。

 それでもそんな夢を見た。



2/13/2025, 11:47:31 AM

そっと伝えたいことは

 なんだろう。なかなか思いつかない。髪にホコリがついてるとか、襟が曲がっているとか、そういうのは、なかなか言いにくいが、伝えた方がいいのかなと思う。
 しかしそれ以上に深刻なのは、歳をとるごとに、自分が言われる方になっていってることだ。襟は曲がってるし、ご飯は服にいつのまにかこぼしてるし、小さい字が読めなくなったり、寝ぐせがついてたり、携帯の場所をよく探してたり。

 自分としては、優しくさりげなく人に言いたいのだが、実際のところは、周囲の人から、優しく言って欲しい。というのも、ほとんどそう言った事を言われることがないから。だいぶ時間がたって、自分で気づくしかない。おそらく周囲の人は、わかっても言わないのだろう。
 なので、希望としては、そっと伝えて欲しかったりする。

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