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11/21/2024, 1:15:45 PM

どうすればいいの?

 これはこれ、言われて困る言葉。これを人に聞く人は、本当は解決法を知っていて、でもそれをしたくないから人に聞く。
 まれに本当にわからなくて聞く人もいるが、だいたいは、なんとなくわかるけど受け入れたくない、という事が多い。

 ある偉い先生は言っていた「困った時は、三つの方法が思いついたらどうにかなる」。

 だから私は、とても余裕がある時は、三つの解決法を提案してみて、どうかなぁと聞いてみる。でもほとんど「でも〜」と提案を聞き流され、エンドレスの「どうしたらいいの?」につきあう。偉い先生のようにはいかない。

 そんな時は、私の考えを改める。これもコミュニケーションの一つだし、まぁいいか。

11/21/2024, 1:20:18 AM

宝物は

 それを手に入れた時には、これがあれば大丈夫とか思うのだけど、いつのまにか、それが必要なくなってくる。というか存在が薄くなっていく。
 
 今の自分の周りには、そういうものがたくさんあって、服やCDや本や家具・・・断腸の思いで整理しようと思い売りに出すと、本当にたいした額にならない。引き取れません、と言われることも多い。

 そんな時は、自分の価値まで下がったようだし、自分の過去も安くみられたように感じる。
 だけど、それはそういうもの。しょうがないしょうがない、元々そんなに高くなかったし、なんてと自分に言い聞かせながら、過去から自由になる。

最近は、そういうのも悪くないかな、とたまには思えたりする。そしてまた、これがあれば大丈夫というものを見つけにいってしまう。

11/19/2024, 7:06:41 AM

たくさんの思い出

ある程度生きてきたから、思い出はたくさんあると思う。とはいえ、懐かしく楽しい思い出、なんてのはほとんど出てこない。

それよりも、ふとした時に昔の小さな失敗を思い出すことが本当に多い。何十年も経っているから、自分も忘れていたし、相手はもっと忘れていると思うが、不意に出てくるから困ったものだ。

たとえばそれは
・以前来た時もここで道を間違えた
・無くしものを見つけた時に、そういえばこの前もこれを無くした
・人の名前を思い出す時に、この名前じゃなかったなあ、という名前ばかり思い出す

など本当にどうでもいい事。こんなことが頭を占めてるから、大事なことが出てこない。
「中年の80%は失敗でできています」とある本に書いてあったが、全くその通り。

そう思うと、人生のほとんどは失敗でできていて、本当にたまに、そうでない瞬間があったりする。だから生きていけるのかな。

とはいえ、そんな瞬間は、最近いつあったか、そういう思い出は、なぜかなかなか思い出せない。

11/18/2024, 5:39:30 AM

冬になったら

冬に備えて新しいコートが欲しい。寒くなっても大丈夫なように。毎年そう思う。
でも、実際冬が来たら、外に出たくないし、天気もどんよりとしているし、雨が降りそうだったりするので、濡れても大丈夫なコートしか着なかったりする。
それでも、少しずつコートは増えていく。

冬のコートというのは、私にとっては訪れることがなかった未来のようなもの。希望はあったが実現はほぼされなかったもの。
もちろん、そういうものはコート以外にもたくさんあるが、私にとっては、冬になると毎年起こる。
そして、ほぼ例外なく数年後に私はそれらを手放すことになる。私にとっては、ほとんど着なかったコートだが、誰かの手に渡る時は、その人の未来を作る可能性となっているのかもしれない。

そう思うと、コートというのは可能性なのだろう。そして、今年の冬もまた、可能性が増えた。