夢を描けって言われるのは
とても苦痛でした、子供の頃。特になりたいものはないし、なれそうなものはないし。将来の夢っていうのも苦手です。小さい頃から、夢とか希望とか、そういうのとは縁がない人生を過ごしています。
大人になると、そういうのを言われる事はなく、ほっとしていました。しかし、職場は職場で、マインドとか課題とか目標とか、夢まではないにしろ、ないものをあるように語らないといけません。そして語ったために、そのないものに向かっていかなくてはいけないという、自己予言みたいなものを強要されます。
なのでせめて、もしかしたら今の時代にも自分のような子がいるかもしれないので、小さい子供に将来のことを聞かなくてはいけない時は、「将来の夢はなくても、わからなくても大丈夫だよ、聞かれて困ることもあるからね」という言葉くらいはつけ加えています。
それでも、割とちゃんと答える子供は多く、最近の子は偉いなあと思っていました。でも、最近の子は空気が読める子が多いので、もしかすると、こちらが安心するような模範的に答えを用意しているのかもしれません。
だとしたらせめて、私ができることといえば、本当はどうなの?なんて野暮な事は聞かずに、答えてくれたらほほえむくらいがいいのでしょう。
5/9/2025, 12:50:23 PM