「もっと知りたい」
私のことを知りたいって思ってくれる人がいたらどれだけ幸せだろうか。
私に興味を持ってくれる人がいたならどれだけ嬉しいだろうか。
私はダメダメだから。
何をやっても上手くいかない私は誰からも知りたがられない。
誰も私を欲しない。
才能も、技術も、個性もない私はぼんやりと霞みがかってくすんでいる
努力しても、努力しても結果が追いつかない
みんなより出来ない
何もかもが遅れていて、平均以下。
脆い心も私を駄目にする。
落ち込んでしまう。
ポジティブでいることさえできない。
そんな私を誰が欲すだろう。
誰かに必要とされたかった。
誰かに私をもっと知りたいと思って欲しかった。
共感されたかった。
だから自分なりに足掻いてもがいて、食らいついた。
でも私は簡単に落ちてしまった。
襲い来る負の連鎖を断ち切ることが出来なかった。
それでも、地の底にいるにも関わらず、私はまた
足掻こうとしている。
微かな希望。望みの薄い淡い未来を夢に見て私はまたもがき始めそうだ。
醜く惨めなその様を、誰かは笑うだろう。
それでも諦められなかった。
私は意思だけは固いようだ。
「小さな命」
小さな命が芽吹く
誰からも祝福されず芽吹くとも
その小さな、小さな灯火を
絶やすことなかれと
小さな、小さな、体で守らんとす
生まれ落ちた、その瞬間から
芽吹いた命を枯らさぬよふに、小さな灯火を絶やさぬよふにと、全霊をとす
その様はとてもとても勇敢なりて
それが何者であろうとも関係なかれ
命の重さといふのは皆平等にありて
どんなものにも命が宿りて、
それ相応の重さがあるからして、
全てのものに感謝の意を示すことこそが
我々が生きていく中の精一杯の御礼と思ふ。
命の大きさは大切ではなかれ
大切であるのは命といふ重さなりて、皆平等に大切で尊重すべきと思ふ。
「Loveyou」
I'm not the only one who likes you.
There are many other people who like you besides me.
Even if I look for a reason why it has to be me, I can't find it.
I like you
But you're a person who is loved by everyone.
I can't have it all to myself.
I wish I was the only one who liked you.
And I wish you were the only one who liked me.
↓
あなたを好きなのは私だけじゃない
私の他にもあなたを好きな人はいっぱいいて
私でないといけない理由を探しても見つからなくて
私はあなたが好き
でもあなたはみんなに愛される人だから
独り占めは出来ない
私だけがあなたを好きだったらいいのに
そしてあたなだけが私のことを好きでいてくれたらいいのに
*I think I wrote the same subject before.
It will be the same content as before.
What should I do?
「太陽のような」
「0からの」
Ⅰ はじまり
どうしてこうなってしまったのだろう。
こんなつもりじゃなかったのに。
どこで間違えた?どこで失敗した?
考えても、考えても、分からない。
ただ分かるのは目の前に広がる事実だけで、私は何も出来なかった。
「こりゃー、酷いな」
その場に立ち尽くしてどれくらいの時間が立ったのだろう。
誰かの声がしてはっと意識を戻す。
けれど目の前に広がる光景は何一つ変わっていなくて、これは現実なのだと嫌でも実感してしまう。
そもそもこの光景を誰かに見られたらまずいのではないだろうか。
見つかった後、どうなるかは目に見えている。
とりあえず隠れなければ。
薄暗い部屋、滴り落ちる雫の音、無数に散らばる何かの破片、そして沢山の………。
部屋を一周見渡すが隠れられそうなのは横倒しになったロッカーくらいだろう。
別の部屋に行ければ隠れる場所は幾らでもあるが
さっきの声の大きさから察するに多分近くにいるだろう。
不安はあるがロッカーに身を潜めることにした。
しばらくするとコツコツと足音が聞こえてきた。
足音がだんだん近ずいてくる。
そしてピタッと足音が止む。
そのせいか何かが滴り落ちる音がやけに大きく聞こえる。
「隠れても無駄だぜ、分かってんだからな」
鋭い声が小さな部屋に響く。
アイツの声だ。悪寒が走る。震える体を何とか抑え息を殺す。
足音が近ずいてくる。
まずい、開けられたら全てが終わってしまう。
心臓の音がやけに大きく聞こえる。
まるで全力疾走した後かのように鼓動も脈も何もかも早くなる。
お願い、開けないで。
もう0からのスタートは嫌だ。
必死に願う。しかし願いは届かなかった。
「もう一度0から初めよおぜ!な、リリス?」
アイツの楽しそうな声。止まらない震え。
終わった。絶望の音がした。
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*小説練習の一環としてリレー小説?に挑戦してみようと思います。
どこまで続くか分かりませんがなるべく長く続けたいです。
1つのお題に500字くらいの目安で書いていきます。今日が第1章?になります。
展開も構成もキャラも全く考えていない上に、
その場のノリと勢いだけで書くので、上手くまとまるか不安ですが、良ければお付き合い下さると嬉しく思います。