きつね

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10/4/2025, 11:05:09 AM

今日は土曜日。
世間一般では休日ですが、わたしは出勤日でした。
シフト制となると、『華金』なるものが享受出来ずいつも寂しいのですが、明日の日曜日はわたしもお休みのため、大変ニコニコしながら退勤してまいりました。
いつもなら真っ直ぐと帰路に着くのですが、今日はお外でご飯を食べたり、お洋服を買ったり、作れるかもわからないガレージキットを買ったりして、『華金』を満喫してまいりました。

甘いものも遠慮なく食べようと思います。
今日だけ、許してください!

9/29/2025, 11:50:25 PM

あなたがいなければ、わたしの世界はずっとモノクロのままだった。
わたしなんかにとっても優しくしてくれて、わたしなんかと一緒にいてくれて。
わたしひとりではもう生きていけないの。
だから、ずっとずぅっとそばにいてね。
愛しているわ。



なんて、あなたに言ったのはいつのことだったかしら。
もう覚えていないけれど、それは全部嘘だったわ。
あなたがいなくなっても世界は極彩色で美しく、あなたの存在が霞むほど明るくまばゆく、すてきだった。

わたしの見る目がモノクロだったのね。
あなたに頬を殴られた時、目の前に虹色の火花が散って、目が覚めたの。
ありがとう、さようなら、わたしの王子様!
あなたとさよならしたわたしを、愛しているわ。

7/14/2025, 12:35:34 AM

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今この瞬間でさえ、胸の高鳴りが収まらないというのに
日を追うごとに、さらに気持ちが大きくなって困る。
のの字を書いて始終俯いていた僕には大層勿体無いが、
朝起きたらあなたが隣にいればいいのに、なんて
食べかけの朝餉をひとりつつきながら思うのだ。
はやくあなたに伝えてしまいたい。
おはようと声をかけたら、
にこりと笑っておはようと返してくれるだろうか。
ぎゅっと抱きしめてもよいだろうか。
りんとした佇まいもまた魅力的で美しく、
でかければ誰もがあなたに目を奪われるほど
すてきで可憐な、あなたが好きだ。

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ああ、こっそり妻自慢をしてしまったな。
わたしの愛しい妻の作るおにぎりは、絶品なんだ。

……どこにもそんなこと書いていなかった?
ふふ。文章は縦にも読めるのだよ。
隠された真実は見えたかい?

7/7/2025, 2:41:38 PM

どうかあの人が、平穏無事に過ごせますように。
どうかみんなが、幸せに暮らせますように。
そんな優しいお願い事をした、あなたこそ。
どうか幸せでありますように。

6/18/2025, 2:33:10 PM

プライドという糸を手放せずに、今の今まで後生大事に握ってきた。
それだけが唯一の救いなのだと信じて、ばかみたいにしがみついて。
そいつが何の得になったというのか。周りの声も手助けも全て無視をして、自分の力だけでここまでやってきたのだと勘違いをして、わたしは上ばかりをみていた。

すぐ隣に救いの階段があったというのに。
手放せなかった糸に足を取られ、ああその様はまさにわたしのことだろう。
おかげで真下がよく見渡せた。糸など捨てた周りの人間が、底から階段を駆け上がってきた。

息を切らせたそいつと、目が合った。
そうしたらそいつはどうしてか、わたしに向かって手を差し伸べた。真剣な顔つきで、階段から落ちかけるほどに体を乗り出して、わたしなどのために。
こんなどうしようもない、呪縛の繭になりかけたわたしのために。
どうして。

ああ、そうか。
あなたはそれを、力に変えたのか。
呪縛ではなく、自らの力として絡め結んだのか。

「ありがとう。すまないが、助けてほしい」
「勿論だとも。さあ、掴まって!」

繭の中から、糸屑まみれの手を伸ばした。
掴んだそいつの手首に結ばれた、
わたしと同じ『糸』が見えた。

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