8/5/2024, 6:33:03 PM
あなたたちを祝福するようにやさしく鳴り響いた、教会の鐘の音。幸せそうに笑うあなたのとなりには、あなたにとっていちばん大切なひとの姿があった。
そこにいるのは、僕ではなかった。けれどあなたが今幸せであるのなら、それで良かった。
自宅でひとり、引き出物のバウムクーヘンを口に運んで、お裾分けの甘さを噛み締める。
言えなかった言葉ごとごくんと飲み下して、またひとくち。そうして空になった皿を見下ろしたら、ふいに眦から未練が一粒、皿の上に転がった。
年明けを告げる鐘の音が鳴る前に、僕の中のあなたにさよならをしよう。
誰に知られることもない。知る由もない。
だってもうほら、そこには何もないのだから。
7/21/2024, 11:14:46 AM
今一番ほしいものですか?
健康です。
クーラーをつける時には、乾燥に気をつけて下さいね。
7/16/2024, 3:29:20 PM
200色じゃ全然足りなそう。
7/15/2024, 2:48:55 PM
こんな関係、終わりにしよう。
このままではお互いに傷つくだけだ。
だから、終わりにしよう。
きみにたったひとこと、「ごめんなさい」と言おう。
折角仲良くなったのに、あんな些細なことで喧嘩をして、そっぽを向いて。
こんな無駄な時間を、終わりにしよう。
7/10/2024, 5:10:49 PM
目が覚めると、わたしはあなたになっていました。
わたしは、たくさんのひとから愛されるあなたを、遠目で羨ましく思っていました。
一瞬だけ、このひとときだけでもあなたになれて、嬉しかった。でも、わたしがあなたになったところで、向けられる目は『あなた』を見ているのです。
あなたはあなた。わたしはわたし。あなたはあなただから、すてきだったのです。
目が覚めると、わたしはわたしに戻っていました。
わたしも、わたしだからすてきだと、思えるように。
まずはあなたに、そっと話しかけてみるのです。