タイムマシーンが存在するとして、あなたは何に使う?
過去、未来、
過去に戻り、その時代の文化を触れて見て感動を覚えるのか。未来に出発して、今よりテクノロジー社会が発達した世界で呆然と立ち尽くすのか。
それか、『行かない』を選択して今を大切にするのか
人の使い方は、百人百様。
ただ、ここで申し出る。
「ドラえもんは、バンバン使ってるけどあれって大丈夫なの?」
過去に行ったりするドラえもん一行。物語としては冒険心がくすぐるだろう。
しかし、あれは過去で行動を起こしたと同時に元いた世界が分岐して戻れないのではないだろうか。
バタフライエフェクトのように、ちょっとした行為でも大きな影響を及ぼす的な......。
私は思った。過去から現在に戻ったドラえもん一行は、元いた世界ではなくて、そもそもタイムマシーンを使った直後のBのドラえもん一行がいたとする。この時に過去から戻ったドラえもん一行が戻る...。待て待て、そうなると矛盾が幾つか発生する。
この考えは諦めよう。
【タイムマシーン】
注意
今回の話は、題名「海の底」から逸れているかもしれません。
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私は、日頃から友人達に話しかけている。
話すのは好き。
話したいことが溢れでてしまい。早口になったり、文脈が不自然になったりする。
おかげで、話が行き詰まり相手の続きを待っているのが本当に申し訳なかった。
そんな中でも、私の話を根気よく聞いてくれたり話し上手な人達との会話を好んだ。
彼らは、話し方の重要点。つまり、起承転結がしっかりしている。聞いて不快ではないし、寧ろもっと聞きたいぐらいなので、密かに会話の参考にしている。
そろそろ高校にあがる山田は溜息をついた。英語の授業中なので周りにバレないぐらいに独り言を呟いた。
「いいな」
机の上にはノートパソコン。これで英語の翻訳や意味を調べるが山田は、別のブラウザを覗いていた。
山田は、話し上手な級友を見た。彼らはいつも会話の傍にいるが、話の切り盛りが上手で実質彼女なしでは、会話は行き詰まるばかりだろう。ああいう人ほど、方法聞いても。
「えー、僕も話すのが苦手だしなあ」
と、微笑みながら方法ではなく感覚で話していると感じた。それが、謙虚なのか本当に直感的に話しているのか不明だ。
山田のノートパソコンには「話しかた 上手」を調べてる。____「会話は生まれつきじゃない」「分かりやすい言葉で話す」「内容を明確に」など、調べれば出てきますよ。方法論が。
けれど、知ったことで実践が難しいんだよなあ!
だから、私は彼らを見て、真似し、会話をする。こっちの方が楽なので。本当に彼らの話術は、海の底が深すぎて分析のしがいがある。
山田は、英語の先生がこちらに向かっているのが分かると、すぐさま英語関連のページに乗り移った。
私は冬が苦手だ。体育の時間、外周していた私は思った。静止すると風が止むのに動くと待っていましたとばかり私を邪魔する。その風は頬が真っ赤になるぐらい虐めた。
せめて、雪が降ってくれれば気分あがるのにな
地元は、数年に一度雪が降るか分からない中部地方に属していた。私は私立中学校に通っていた為、地方各地から来る級友と過ごしていた。
「私のところ、JR線が止まっちゃって三時間も待ったわ」
級友がパンを齧り愚痴り始めたの思い出した。雪のせいで、交通止めは頻繁にあるらしい。けれど、温暖地域である地元は雪が降ったらそりゃあ大喜び。小学生限定だけどね。
足を交差する度に鼓動が大きくなって行く。外周の終わりはまだ遠い。どれぐらいで終わるの?私は内心悪態をついた。
もし、ここが北海道だったら、地面は白に埋め尽くされ幻想的な風景になって新鮮な雪の上で走ることになる。いや、地元の人から見ればかなり迷惑かもしれない。
今は、後先を見据え現実的思考がついてきたかもしれない。昔は、何もかもが新鮮で美しくて雪が降ったあの日、授業をほったからしにして、雪合戦したのは良い思い出。
ああ、夢中で息を忘れて遊んだあの頃に戻りたい。
外周が終わると、ゆっくりと歩く運動靴に足跡は何も聞こえなかった。今の冬は何も楽しみもない。私は、どうもつまらない人間になったらしい。
「冬の足跡」
「料理ブック」
中学3年生の山田有紗は、海外研修旅行と言う名の修学旅行を楽しんだ。修学旅行最終日、空港で日本着の便を級友と共に待っていた。時計は8時を指すと言うのに南半球に属するこの国は夕暮れを眺めることが出来る。
「オーストラリアに居ると体感時間バグるよね」
「え、それな」
辺りが少し明るいとは言え、ここに居る者は全員静かだ。引率の先生は、生徒が騒ぐの防ぐため常に目を光らせていた。友人は、しおりを書くのに夢中なので邪魔にならないよう、反対側に居た幼馴染と話す。
「三奈ちゃん、もう終わったの?」
「うん!いや、終わってない。書けることがほぼない」
そう言ってしおりを見せる。文面が崩れていて読みにくい。因みに私も終わってない、まあ来週提出だから良いでしょう。
「そう言えば、もうすぐ誕生日だよね。うちら」
幼馴染の柄本三奈とは保育園からの仲だ。しかも誕生日が一日違いで家が近いこともあり毎年恒例でプレゼント交換をしていた。
「ああ、今回何も準備してない」
「私はあげるけどね」
遠回しに「今年は無し」と解釈した有紗は皮肉に反抗した。まだ、あげるプレゼント決めていない自分もどうだと思うが。
「じゃあ、何が良い?チョコでも良い?」
三奈は考え込む、今年も料理方針らしい。
「チョコなら何でも良い!」
「ほんと?ならそれにする」
有紗はこの際だから、三奈の最近の趣味を聞いた。
「料理かな...。あ、でもお菓子作りだけ」
「一般的な料理は?」
「苦手なんだよね〜!」
ハハハと笑いながら言う。どれぐらい苦手と言うと家庭料理が作れないという。
「いや、いけるいける。お菓子作れるならやれるよ」
「いや、マージで駄目っすよ」
話に夢中になっていた私達は先生の視線に気付き、体を丸めて声を潜めた。二人はニヤリと笑った。
後日、集合場所でプレゼント交換をした。有紗は料理ブックを三奈はチョコマフィンを。阿理はマフィンを食べながらLINEで彼女の料理を褒めた。
さて、来年は何を送ろうか
ある取材を取り上げるため、佐久間家にお邪魔している岸田。佐久間浩に事前にや用意した質問を問いかける。
佐久間浩は、有名な画家であった。彼の部屋には鮮やか色彩を用いた画がそこらに飾ってある。
「えー...佐久間さんは何故この道に?」
「単純ですよ」
佐久間さんの手には一本の筆があった。
「昔から想像するのが大好きなんです。それを絵にしたりね」
「なかでは、ジブリ...ピクサー映画など衝撃的でしたね。あり得ないことなのに、かも当たり前のようにそれらは動いてたんですよ」
僕は、メモ用紙を捲り彼に言う。
「なら、漫画家とかも?」
「はい。でも諦めました。あまりに難しすぎた」
「そうですか?貴方は昔、連載とかしてたじゃないですか」
しまった。間違えた僕は急いで口を結んだ。急いで質問を変えようと思考を巡らした。僕はチラッと彼を見た。しかし彼は懐かしそうに微笑んでいた。
「見てくれたのですか?」
「はい。小学生の頃...独特な雰囲気と綺麗なコマ割りに惹かれて...」
佐久間さんの方を見ると嬉しそうに見える。
「えーっと...絵を描くときの拘りとかは」
僕は少し照れくさくなって、話を中断し直ぐさま話題を変える。
「そうですねぇ。兎に角いかに自然で私の個性が出るのかですね」
「探求ですね」
「はい。私は絵に色が付く度に胸が高鳴るんです。命を吹き込む感じでね」
「どこまで描けるどこまで追求探求が可能。私が想像したのものが具現化できる。それが醍醐味なんです」
興奮気味に話した佐久間さんは、椅子にもたりかかり呼吸を整える。あれから三時間にわたる取材を終えた僕はタクシーに乗った。
窓から夕陽が差し掛かり無数の黒かがりのマンションが見えた。
「お客さんどうしたの。そんな顔して」
「あれ、バレました」
「はは、そりゃ顔を真っ赤にして笑顔なんだから!」
愉快なドライバーにバレてそっと照れた。顔が出やすい僕はいつもこうだ。
「実は、ずっと憧れている人に会えたんです」
「そりゃ良かったな」
「はい。あと、聞いて下さいよ!僕言えたんです」
「何をだ推しに向かって?」
「どこまでも応援していますってね」