時間よ止まれ
願うは彼の幸せ。
我、寸秒の間、流星に想いを告げる。
いつの日か、もう覚えてはおらぬが、人伝で小耳に挟んだ話がある。
其れは、「流れ星に三回、願いを唱えるとその願いが叶う」と、云うあくまで噂話だが。
まあ実に、胡散臭い話であろう。自覚はしている。
しかし、そうも云っていられなくなった。
我に出来ることはこの程度のもの。
無心に願いを唱えるが、流れ星は異様にはやい。
それもそうか、と納得するも、これでは三回どこか、二回も願いを唱えることが出来まい。
あゝどうか、時よ、時間よ
(我ながら雑な締め方だな。時期も普通、七月とかだろうに。)
君からのLINE
まだかな、まだかな、
君のことで頭がいっぱいで、他のことが考えられないんの。
いつ、お返事をくれるかな、とか思ってソワソワしてしまうの。
今だって公式からの通知に飛ぶように反応して、冷静になって、一人で恥ずかしくなってる。
好きなんだよな、本当に。
命が燃え尽きるまで
私と貴方の命が燃え尽きるまで
私を愛するって約束して。
残りの生涯をともにするって
私を置いていかないって約束して。
私の愛は重いけど、理解してほしい、
この命尽きるまで、私は貴方を愛すわ。
本気の恋
何を根拠に其れが本気であると云えるの?
「此は心からの愛だから、本気だから、君を後悔させない。」
なんて、言葉だけなら幾らでも云えるのよ。
こんなこと言ったら、きりがないのもわかってる。
けど、ごめんなさい。
私は[愛着障がい]だから、貴方を心から愛せない。
けどね、私は知っている。
恋をしている人は皆、輝いていることを。
その度に素敵だなと、憧れたの。
いつか、もしものいつか、
私が人を信じられるようになれたら
私もしてみたいな「本気の恋」とやらを。
(何か、話が繋がっていないような……)
世界に一つだけ
「死にたい」
うっかり、口から滑りでた言葉
この後返ってくる言葉は想像つくのに、話し合うだけ時間の無駄なのに。
私は自分の口の軽さを後悔した。
案の定、近くにいた母はこう云った。
「世界に一つだけの、貴方の命なのだから大切にしなさい。」
きしょくがわるい
無理だ、どうしても身体がうけつけない。
虫酸が走る
理解しようとしても出来ない。気持ち悪い。
思わず自分の部屋に駆け込んだ。
うずくまって、私は呟いた
「無責任」
この文章を読んで不快に思った方がいらっしゃれば謝ります
すみませんでした