空白
「 」
大事なところが聞こえない、言えない。
愛しているも大嫌いも聞こえない。聞きたくない。
近づきたくない、触れたくない。
こわいの。壊れてしまいそうだから。
臆病なのごめんなさい。
わがままなのごめんなさい。
好きなのごめんなさい。
あ、言葉が、声が出ない。
わたし今日もいつも通り。
これに酔ってたりするのかな。
最悪で最低だけど最高で生きるためには必要なのかな。
生ぬるくて、視界をぼやかす涙。
君のようにきちんとわたしも言葉を出せればいいのに。
ああ、止まってよ。もういいじゃん。
疲れたじゃん。休もうよ。
もういいか。
「 」
誰もいない教室
物音ひとつ立たない教室で、ある少女は机に突っ伏していた。
町を茜色に染める景色はなんとも風情があるが、細やかな寝息を立て、オレンジに馴染む髪を持つこの少女には知る由もないのだろう。
彼女の名は「あおい」、ただの高校生だ。
人の幸せな笑顔が好きで、人間を愛し理解しようとするような子。
恵まれて育った子。
しかし、あおいは極度の人見知りだ。
人と話すのは好きだが、話す行為が得意ではないのだ。
新しい人に慣れるのも一年は最低でもかかる。
慣れたから話せるわけでもないのが、厄介なところだ。
そんな彼女がこれまで通り一人で生きていくのか、社会的な集団らしく手を繋いで仲良く歩いていけるような友人を作れるのか。
これからの、日常ゆったりドタバタライフにドキドキか?!
ちょっと思いつきで意味わかんないこと書いちゃった
(・ωく)
言葉にならないもの
ずっと想ってた。大好きだって伝えたかった。
君の大きな背中と隣の華奢で可愛らしい子、すごく楽しそう。
うん、言わなくて良い。
だって、幸せなんだよね、そっちの方が。
想いは雫となって頬を伝う。
温度なんて感じられなくて、もう、疲れた。
絶対、幸せになってよね。
あーほんと、今日はわたしの好きなものたくさん食べちゃお!
言葉にならないノイズのような微かな声がこぼれ、休むことを知らない涙が袖に染みを作った。
泡になりたい
すごーくはしょった書き方するけど、
絵本の人魚姫にある最終的なオチは
「人魚姫は水の泡になって消えた」
わたしもそうなりたい。
だって、痛くも苦しくもなさそうだもん。
いいな。羨ましい。
泡になって消えてしまいたい。
糸
運命の赤い糸が実在する世界で
運命の赤い糸が可視化されるようになって、取り外し可能になったら、喜んで千切り捨てるんだけどな。
運命なんて大嫌い。