NoNameという名前

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言葉にならないもの

ずっと想ってた。大好きだって伝えたかった。
君の大きな背中と隣の華奢で可愛らしい子、すごく楽しそう。
うん、言わなくて良い。
だって、幸せなんだよね、そっちの方が。

想いは雫となって頬を伝う。
温度なんて感じられなくて、もう、疲れた。

絶対、幸せになってよね。

あーほんと、今日はわたしの好きなものたくさん食べちゃお!

言葉にならないノイズのような微かな声がこぼれ、休むことを知らない涙が袖に染みを作った。

8/13/2025, 11:51:27 AM