ーずっと隣でー
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心理学を勉強していて思う。
どんな夢をおいかけて頑張ればいいのか知りたかった。
なんて言葉を返せばいいか分からなくて、いつからか表情筋は柔らかくなったし、そこに意味なんて無くなった。常に表面上の会話で、本心なんてちりになってしまった。
私は、私が分からないことが怖かった。自分だけでも、自分を許せるように、必死にかき集めて、形にしたかった。
高3の春、心理学部に進路変更をした。同じように苦しむ人を減らしたかった。
それは簡単なことではなくて、また教科書を開く。ささいな事に名前がついているだけで安心して、全てを知った気分になれた。私もこの世で過ごす一人の人間なんだと分かる。
世の中がもっと、人に無関心であればと常々おもう。
教科書の付箋をめくり、付け直す。まだ3分の1は残っているページにため息をついた。
ーもっと知りたいー
遅刻する夢で目を覚ます。
バイトのある日には、決まって同じ夢を見る。尊敬する主任には、怒られも叱られもしない。少しずつ会話は減り、仕事が減る。
もちろん、バイトにはきちんと行けている(今のところ)。だけど私は私を信用していない。今までも2回ほど遅刻ギリギリで起きた事がある。誰も私に期待をしなくなることが怖くて。まるで忠告のように夢を見る。
夢のせいか、季節のせいか、電気毛布をつけていても寒い。どうやら寝るまえに暑くて布団を蹴飛ばしてしまったみたいだ。
まだ8時。とりあえずカーテンを開けてエアコンをつける。悪夢で目覚めてしまったから、アラームもなっていない。とりあえずXを開く。好きなコンテンツを見てたはずなのに、TLに流れてくるのは知らない人の愚痴。嫌気がさしてスマホから目を離すとちょうどにアラームがなる。
ただ、いやにねむい。すんごくねむい。私の生活は半分昼夜逆転している。昼頃まで寝ていないと布団から出られない。
少しだけ...と再び横になると、またアラームがなる。10時になっていた。こういう所が私の悪い所だ。
さすがにそろそろ起きないと、バイト中にお腹がなってしまう。ご飯を楽しみに起きるために買っておいたコーンフレークをお皿にだし、牛乳を注ぐ。太るなぁ。バイト行くし、朝昼兼用だしいいか。
一口食べて身支度をする。牛乳によるお腹の不安を感じながら服をきがえ、なんとなくメイクをする。バイト中にマスクをいつ剥がされてもいいようにしとかなければ。
気が付けばもう家を出る時間になっていた。どうしてこう、朝は時間の流れが早いんだろう。また出勤ギリギリになってしまう。急がなければ。室内用靴下とペットボトルとハンカチを、忘れ物防止のメモを見ながら用意する。今日は家に私しかいないので鍵をしめないと。カバンの底に眠るキーケースにいらつきながら靴を履く。今日は短いシフトだから、と自分に言い聞かせて、イヤホンは首にかけてとりあえず家を出る。
ー平穏な日常ー