「届いて…」
遠く、遠く
見えない場所にいるあなたへ。
この想いは届いていますか?
不器用な言葉たちを
笑って受け止めてくれるあなたを
ふと思い出して空を見上げる夜。
どんなに離れていても
この胸の鼓動が、風に乗って飛んでいけたら。
ほんの一瞬でも、あなたの心に
そっと灯がともりますように。
笑顔を忘れないで。
あなたの強さは、誰よりもやさしいから。
今も、ここで願っているよ。
「届いて…」と
静かに、でも確かに。
「あの日の景色」
まぶたの裏に焼きついている
あの光、あの風、あの声
傷つけてしまったことも
許せなかった自分も
全部、そこに置いてきたはずなのに
あの日の景色は
今もなお、私を見つめている
きっと、あれは終わりではなかった
始まりの前の、静かな祈りだったんだ
誰かのためじゃなくて
私自身の中にある光に
もう一度、手を伸ばすための時間
忘れないよ
あの景色が、今の私をつくってくれたことを
願い事
静かに両手を合わせて
心の奥に灯した小さな光を見つめる。
誰にも見えない所で
こつこつと積み上げてきた日々。
うまくいかないことも、悔しい涙も
全部、今の私を支える力になっている。
「叶えたい」と願った瞬間から
その願いはもう、私の一部。
教えてくれる人も、導いてくれる出来事も
きっとすべてはそのためにある。
だから今日も
胸を張って、願う。
私の願いは、きっと届く。
空恋
高く澄んだ空の下
あなたを想うだけで胸が熱くなる。
あの日交わした視線は
今も私の心の中心で光続けている。
風が運んでくる面影は
どんなに遠く離れても、忘れられない約束のよう。
たった一言で開かれる扉
たった一歩で近ずく未来があると信じていた。
揺れる心を静かに繋ぎとめるのは
あなたがくれた「信じる」という重み。
空を見上げるたび
あなたのことを想い出す。
それは恋という名の、空への祈り。
遠くへ行きたい
まだ知らない風の匂いを
胸いっぱいに吸い込みたくて
名もなき星のきらめきに
昔の記憶がふいに揺れる
あの時 別れたままの声が
そっと わたしを呼んでいる
月は満ちて 静かに照らす
この旅が 間違いじゃないことを
ひとりじゃない
そう感じた夜は
涙さえ あたたかかった
遠くへ行きたい
懐かしさの向こうにある
まだ見ぬ私に 会いに行くために