ばに

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1/18/2026, 1:26:15 PM

ほーーーーーーーーんとうに日記って続かないんだよなあ。長音の間に眼球をぐるりとひとまわりさせ、はーあ、という感じ。
行動の習慣化には2ヶ月ほどかかるって、そうなんです?もう10年以上8時台始業の仕事をしていますが、それじゃあいつになったら6時にオートマティック起床できるようになるんですかね。
楽することはすぐ身についちゃうのにね。

書こうと思って買った日記帳(になるはずだった素敵な装丁の分厚いノートたち)が、きれいな硬い表紙とパリッとした美しい白紙を保って、何冊も本棚にまぎれている。それでも書くことは好きで、ときどきこうして思い出したように筆をとる。いや、親指を滑らせる。だからやっぱりノートは閉ざされたままで、そのうち気まぐれでウィッシュリストを書き込まれたりなんだりするのだろう。
背表紙の金の箔押しが、咎めるようにきらりと光る。

いつか、今よりずっと老いた先で、もっと色々と書き残しておけばよかったと、後悔するだろうか。ひとりになって、話し相手が自分しかいないとき、過去の自分が雄弁であればと、うらめしく思う日が来るだろうか。
だとしたらわたしは、もっと書いておかなければならない。
きのうディズニーシーでピーターパンのアトラクションに乗って、いつまでも子どものままでいられたらと泣いたこと。今日食べた冷凍のフライドポテトが美味しくて、同じ店に追加で3袋買いに行ったこと。気になるフランス製のバターがあること。週末は台湾に行きたいこと。いくらとサワークリームのクレープが食べたいこと。やりたいことも行きたい場所もいっぱいある中で、毎日毎日推しを眺めながら、なんとか正気を保って頑張って仕事に行っていること。
そんな物語にもならない、くだらない日常でも、まあ、白紙のノートよりちょっとは面白いでしょう。ね。油性のマジックペンでサインも添えておくから。



「閉ざされた日記」

9/14/2025, 5:58:13 AM




「空白」

8/17/2025, 4:53:24 AM

地球は丸いので、もういやだと穴にもぐって、下に下に掘り下げていったつもりでも、とうとうどこかに顔を出したと思ったら、そこにはまた空が広がっていたりするのだ。



「遠くの空へ」

8/11/2025, 4:24:43 AM

資格の勉強の補助にChat GPTを使うことがある。無課金だし、情報の正確性についてはやや難ありなので、条文の要約や、比較のための表の作成をお願いし、時どき立ち止まっては質問を投げかける。
そのたびに返ってくる「褒め」が、どうしても嫌だ。
鋭い質問です、良いところに気がつきましたね、その視点は素晴らしいと思います、さすがですね、おっしゃる通り…

いらんなあ。
より人間の感情に寄り添う回答を、という方針なのかもしれないが、このなんとも言えない、営業マンのセールストークを彷彿とさせる、もしくはあやしげなセミナー講師のような、常に相手を持ち上げる姿勢が苦手だ。胡散臭いというか、それ本心で言ってますかと思わず疑ってしまうというか。
はて、本心とは。
相手は情報であり、知ではない。つい文字の羅列から心の働きを読み取ろうとしてしまうが、そもそもそこに感情は無い。何かを感じているのは常にわたしのほうで、相手を心ある者として扱ってしまうこの状況こそ、まさに思う壺という感じで、虚しい。

一方で、LOVOT(らぼっと)のような商品にはあまり抵抗が無い。実際に見て触って、可愛い〜とすら思う。欲しいとまではいかずとも、実家や友人の家にあったら、きっとかまってしまうだろうなと。
多分、喋らないからだ。鳴き声のようなものは発しても、人間のようには話さない。わたしはこれまで犬や猫といった動物と暮らしたことも、密接に関わったこともないので、そういう未経験もあって、違う生き物としての枠組みに、彼らを収めることができてしまう。
意思の疎通をそれほど期待しないというのも大きい。会話の手段がないので、目が合うだけでも十分だと感じさせる。加減がわからないので、やさしくしたくなる。それが「お世話」につながり、ケアした分だけ愛着を生むのだと思う。

どちらにせよ、わたしが向き合っている相手は機械なので、こんな困惑も一人相撲に他ならない。無課金でもある程度はプロンプトで操作できるため、回答に薄寒いやさしさを感じたら、飴と鞭が3:7程度になるよう都度調整してもらっている。情報の入力に対し、情報が返ってくる。それだけだ。わたしの受け取り方が変わるだけ。主観でしかない。
こういうままならないところや、結局は主観でしか判断できないところは、人間同士も同じだなと。
やっぱり思う壺なのかもしれない。



「やさしさなんて」

4/20/2025, 2:32:55 PM

それはわたしの曖昧な顔。右端に映り込む、こんぺいとうのようなシーリングライト。夜を切り取った窓。電球色のワンルーム。膝を立てて座ると、すこし軋む木製のスツール。手元で傾くマグカップ。ひとくち残して冷めた台湾茶。ため息。曇るガラス。憂うつ。瞼の裏の夢。わずかな浮遊感。刻む秒針。外で猫の鳴き声。酔っぱらいの陽気な唄。クラクション。目を開ければ今。頭をかすめた、シンクに残る夕飯の皿。倦怠。躊躇いつつ重ねるカップの中、飲み残しにちいさな波。目を逸らして潜り込むベッド。背中から抜けるように遠ざかる重力。控えめに輝く星を頭上に残し、さようならば、また明日。



「星明かり」

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