観測者

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2/29/2024, 4:33:37 AM

遠くの街へ

今日も夢を見たい。
だって夢は、私を毎日いろんな場所に連れていってくれるもの。
おなじみの場所から、知らない街まで。
幸せな夢から、怖くて辛い夢まで。
夢の中で、たくさんの街を旅してきた。
今日は何処に連れていってくれるの?
いつもと同じようで違う私の家?
ハチャメチャな日常が待ってる学校?
私しか知らない、遠くの街?

2/28/2024, 5:13:08 AM

現実逃避

ずうっと明るい場所にいたい。

2/27/2024, 7:32:20 AM

君は今

毎日のように顔を合わせるのも、今日で最後かもね。
卒業式の日、君といつも通りに喋っていた。
思い出話に花を咲かせながらも、話題は徐々に未来のことに移っていく。
「君はどこ高校行くんだっけ?」
「港の方の自称進、第一志望受かって良かったよ。君は?」
「僕は――」
君と交わす他愛もない会話。
すっかり使い込まれた、だっさいセーラー服。
君と歩く、夕焼けに染まった帰り道。
君と過ごす、当たり前の日常。
その全てがこれで最後なんだと思うと、何ともいえない感慨と寂しさに包まれたように感じる。

あれから一年。
一人で歩く、宵闇の垂れ込めた帰り道。
君も、同じようにここを歩いているのだろうか。

2/26/2024, 5:35:51 AM

物憂げな空

何でもない曇り空が、今日は寂しく見える。
青空に照らされたリビングでぽーっとしていると、何処か郷愁のようなものを感じる。
小さい頃を思い出すからなのかもしれない。
成長するほど記憶は色褪せ、曖昧なものになる。
あまりにもふわふわした記憶は、昔過ごした時間は幻だったのではないかと錯覚させることがある。
でも、身の回りの至る所にあの頃を生きた痕跡がある。
タンスへの落書き、昔使っていた自由帳、いつからか飾らなくなったクリスマスツリー……
春が近付くと、私の胸にはいつも寂しさが付きまとう。

2/25/2024, 5:23:14 AM

小さな命

あたしの命なんてちっぽけなもの。
ちっぽけだから、無くなったところで誰も気にしない。
ちっぽけだから、大きな命には容易く踏み潰されてしまう。
ちっぽけだから、誰にも気付かれない。

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