《天国と地獄》
在るところに人が20人住んでいた。
そのうち10人がすむ都市ともう10人が住む都市があった。
神は、彼らには様々な試練を与えた。
あるとき、食事の時のスプーンとフォークが長すぎるという課題を与えた。
片一方は長すぎるスプーンとフォークを持ち、5人ずつ対面に座りそのまま食べさせ合う事で2人の口に入りかつ、皆が幸せになれる。
しかし、もう一方は違った。
同じように長すぎるスプーンとフォークを持たせてみてもそのスプーンとフォークで殴り合いをする。
彼らが住む場所を皆は口を揃えてこう言う
「地獄」と、
前者の物たちが住む場所を皆は
「天国」という。
全く同じ条件にもかかわらず、人のやり方次第では天国にも地獄にもなる。
さて、この話を聞いて本当に天国と地獄があると言い切れるのだろうか。
僕は残念ながらそうは想わない。
天国をつくるのも自分たちだし、地獄をつくるのも自分たちだと思う。
結局やり方次第で良い方向に向けることは可能なのだ。
《月に願いを》
幼少期に読んだ星の王子様のような人になりたかった。
星の王子様に出てくるパイロットみたいにもっと自分の事を大切に出来たら、
星の王子様のように純粋無垢できらきら輝いている
あんな姿になりたかった。
昔のことは忘れてしまうけれど、少年の心は忘れたくない。
突然だが、僕は星の中でもシリウスが、好きだ。
シリウスはおおいぬ座の中で最も輝いている恒星だ。
そんな難しい話は抜きしして、
名前は良く知られて居るけれどいざ何座の何でって説明できる人って居るのかなぁ?
僕は好きだと言いながらさっきGoogle先生の力を借りてきた。写真も見たけどやっぱり綺麗だ。
僕も生まれ変わったら星になりたい。
生物よりも物質になりたい。
今回は星ではなくて月についてなので、
月について書き残すとすれば一言
本当にアポロ11号は月へ行ったのか。
行ってないという噂もあるからここではアポロ11号が、月に行ってることに望みを持って願いをかけよう。
《いつまでも降り止まない、雨》
頭痛いな、
ふと窓の外を眺めながら曇天の空を眺める。
ここ最近中々太陽が顔を出してくれない。
そろそろ太陽の顔みたいなぁ
そんなつぶやきは太陽には届くことは無く、
むしろ黄色に光る稲妻が視界に写る。
僕ってそんなに運が悪かったっけ。
騒がしくなる外の音に耳を傾けながら僕は何度も書き直した手紙を眺める。
太陽には届くことなかった想いも、
あの子には届くかな。
期待を込めながら僕はもう一度ペンを握った。
《あの頃の不安だった私へ》
僕が1番不安になったのは高校受験と就職について考えた時の事だ。
今だから言えるけど高校受験の頃の教室はとても殺伐としていて、私立高校と公立高校の推薦をうけた僕は早々に受験が終わっていた。
大体2月位には合格内定を含めて決まっていた。
それまでの10月から卒業間近まで生き抜くことに必死で逃げを求めていた。あの時逃げを覚えたからこそ交友関係が、広まったり本を沢山読むことが出来た。
一人だけ逃げていると周りからは変な目で見られていた。
そんな過去の自分に言いたいことは
「逃げることを辞めるな。」だろうな。
不安で押しつぶされそうな僕にはこのぐらいの言葉の方が嬉しいだろうと思う。
今では。
《逃れられない呪縛》
人間誰しも呪縛はある物で、
僕には時間が呪縛となっている。
元々、決められた時間と言う物が大嫌いだった。
例えば、何時に集合と決めたにも関わらず守らない人なんてごまんと居る。
自分自身もそう言う約束は苦手でメールをしながらの合流以外はほとんどそんな約束をしたことが無い。
今、どこどこに居るからと、友達なのにまるでカレカノのように位置情報を送り合い合流していったのだ。
後、僕には特定の友達が居た。その友達は時間に遅れてもなにも言わずにしょうが無いと言ってくれるような人だった。
その代わり自分も遅れるからと、笑っていてその言葉通り遅れる事もあったのだが、お互い様だと笑えていた。
どうすることも出来ないが、一つだけ主張できるのならば時間からの呪縛から、解放して欲しい物だ。