《天国と地獄》
在るところに人が20人住んでいた。
そのうち10人がすむ都市ともう10人が住む都市があった。
神は、彼らには様々な試練を与えた。
あるとき、食事の時のスプーンとフォークが長すぎるという課題を与えた。
片一方は長すぎるスプーンとフォークを持ち、5人ずつ対面に座りそのまま食べさせ合う事で2人の口に入りかつ、皆が幸せになれる。
しかし、もう一方は違った。
同じように長すぎるスプーンとフォークを持たせてみてもそのスプーンとフォークで殴り合いをする。
彼らが住む場所を皆は口を揃えてこう言う
「地獄」と、
前者の物たちが住む場所を皆は
「天国」という。
全く同じ条件にもかかわらず、人のやり方次第では天国にも地獄にもなる。
さて、この話を聞いて本当に天国と地獄があると言い切れるのだろうか。
僕は残念ながらそうは想わない。
天国をつくるのも自分たちだし、地獄をつくるのも自分たちだと思う。
結局やり方次第で良い方向に向けることは可能なのだ。
5/27/2023, 10:28:59 AM