こっこ

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3/21/2025, 12:17:04 AM


手を繋いて


今、小学6年生の孫がまだ2歳半の頃。娘のアパートから近いスーパーに、2人で手を繋いでよく行った。
必ずお菓子コーナーのアンパンマンの棒付きのチョコレートの前で止まる。「ゆう、欲しいの?」と聞くと、こっくりと頷く。
スーパーのレジで諸々のお会計を済ませて、アンパンマンのチョコを小さな紅葉みたいな手にぎゅっと握らせる。にっこり笑っている。
いつも通る横断歩道で、信号が青になり2人で渡っている時、決まって、ゆうは手に握っていたそのチョコを放り投げる。私が「あらら!ゆう、どうしたの〜?」と慌てて拾う様がおかしかったのか、何なのか理由は不明だ。
チョコをゆうの右手に戻して、2人で手を繋いで横断歩道を渡り切る。
数日後、スーパーへ2人で手を繋いでいく。横断歩道でわたしが慌てて、アンパンマンのチョコを拾う。まるでデジャヴだ。
そして、2人で手を繋いで娘のアパートに帰る。何回それを繰り返しただろう。
何気ないひとコマが懐かしい。小さかったゆうも、桜が咲く頃中学1年生になる。
もう恥ずかしいのだろう。一緒に手は繋がない。
本人はあのチョコレート事件を覚えているだろうか…。
今は祖母の私をおちょくるお年頃。ちょくちょくフェイクニュースで騙される。
さもありなんな絶妙な話しで、すぐ信じてしまう。間違った情報を、うっかり人に話してしまいそうで困る。もうやめてね〜と念を押しても流してくる。
あの時も私をおちょくっていたのかも知れない。
三つ子の魂百まで…か。


3/18/2025, 10:22:54 PM

大好き


5歳の孫のりなが、「だいすき!」と言ってくれる、大好きが好きだ。
無邪気で、可愛らしくて。
だから私も、「りなが世界一だーいすき!」と抱きしめる。
「りなも、こっこがだいだいだーいすき!」
と言ってくれて…。
「こっこのこと、だーいすきと言ってくれて嬉しいなぁ。ありがとう。」と言うと…
「こっこも、りなのこと、いつもだーいすきと言ってくれてありがとう。」と返してくれるので
「こちらこそ、ありがとう。」と。
するとりなは「こちらこそ、こちらこそありがとう。」と。称賛合戦が暫くつづく…。
二人で顔を見合わせて、あれ?ずーっと終わらないね〜とケラケラ笑う。
私を笑顔にしてくれる、魔法のことば…「大好き」
皆さんも、周りにいらっしゃる方へ、だーいすきと魔法をかけてみて頂きたい。
ワンちゃんだって猫ちゃんだって、観葉植物だって、花瓶に挿してある花々だって、愛情溢れるだーいすき♡をいつでもWelcomeで待っていますから…。

3/11/2025, 11:08:41 AM





皆さん、冬の大三角形の星をご存知だろうか。
私は、3つは答えられないが…つい最近まで2つは言えると思っていた。思っていたどころではない。確信していた…。
1つはシリウス。もう1つはペテルギウス!え?ペテルギウス?そうなのだ。ベテルギウスをずーっとペテルギウスと勘違いしていた。
危なく誰かに得意気に話す所だったのを、たまたま遊びに来ていた孫に教わった。面目ない…。
ぺではなく、べ、だったのだ。
この際、もう1つを完璧に覚えるぞ〜と意気込んでスマホに冬の大三角形と文字を打つ。
もう1つは、プロキオンという名前の星だった。
今度から、物知り顔で人に話す時は必ずリサーチが必要だと、つくづく感じた。
時々、知ったかぶりをしたがる実に幼稚な還暦前のニックネームはこっこ。
これからも皆さん、どうか宜しく。
皆さんは大人だから、そんなことはないのでしょう。
私もたま〜に、あるよ~っていう方!どうぞ♡マークを。

3/8/2025, 12:29:58 AM

ラララ


ラララと聞くと、私の好きなバンドの歌が浮かぶ。
BUMP OF CHICKEN の 才能人応援歌だ。

♪得意な事があったこと
今じゃもう忘れてるのは
それを自分より 得意な誰かが居たから
ずっと前から解ってた
自分のための世界じゃない
問題無いでしょう
一人くらい寝てたって

生活は平凡です
平凡でも困難です
星の隅で継続中です
声援なんて皆無です
脚光なんて尚更です
期待される様な命じゃない

唇から零れ落ちた ラララ
ほんの少しだけ大気を揺らした ラララ
とても小さな声
唯一人が聴いた唄ラララ 
(省く)
僕が歌う 僕のためのラララ
君が歌う 君のためのラララ
とても小さな声
唯一人が聴いた唄ラララ♪
BUMPを好きな方も、そうでもない方も今日聴いてみて頂きたい。
とても勇気を貰える ラララに出会えるかも。

3/5/2025, 4:24:28 AM

約束


彼女は約束を守らない。自分が最優先だ。
自分の興味のあること、行きたい場所があれば、言葉巧みに私を誘い出し、今日もこちらは全く好きでもない彼女推しの男性ユニットアイドル(もういい年齢)の話を意気揚々と語る。
大人の対応で受け流しているこちらの気持ちなど、お構いなしだ。
こちらから誘っても、平気で断る。
和小物作りがしたいと、自称着物好きの彼女の提案で下北沢をぐるぐる回り、着物の端切れと紐を割り勘で数種類買って次回会う日に、お披露目しようと約束した。
彼女から言い出した約束だ。
約束を守る私は、巾着袋(裏地付き)を律儀に作って彼女と原宿で落ち合った。
約束を守らない彼女の言い訳は、家のミシンが壊れた…だった。
約束を守らない上に、平気で嘘をつく。
私は確信した。だから彼女には親友と呼べる友人がいないのだ、と。
気付くのが遅い、受け身な私はまんまと彼女の術中にはまった。
そして自らも反省した。いいように振り回されるのは自分にも原因があった、と。
約束を守らない彼女とは、ご縁が切れた。自分から切らせて頂いた。約束を守らない人間は信用ならない。
そして、時間泥棒でもある。
約束を守らない彼女は、又別のターゲットを見つけて生きていくのだろう。
くわばら、くわばら…。

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