どこかの人

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6/12/2025, 11:16:49 PM

I love you.
あなたのことが大好き

I love us.
仲間のことが大好き
いつもピンチの時に助けてくれるから

I love them.
ライバルである彼らのことが大好き
お互い高め合うことができるから

I love it.
私は...が大好き
沢山ありすぎてひとつに決められないや
どれもこれも私の一部を担ってるから

How are you?
あなたはどう?

I love you too.
私はあなたのそんなとこが大好きだよ



(I love)

6/12/2025, 2:05:31 AM

梅雨の時期のある日

私はベッドの上に座って下を向いている

貴方との記憶が雨音と共に何度もリピートされ

イヤホンから流れる366日の音色と相まって

静かに鼻をすすっていた

小規模な雨が私から展開され

目の前に水溜まりができていた

信じてたのに

こんなにも愛してたのに

貴方が私に言ってくれた好きという言葉

貴方が私にしてくれたハグやキスやそれ以上のこと

嘘だったのかな

本気にしてた私がばかばかしいな

貴方を想えば想うほど

雨音が強くなっていく

雨音も私と一緒に泣いてくれてるのかな

雨が降ると普段はテンションが下がるけど

今は私を包み込んでくれて温かく感じる

雨よ私を励ましてくれてありがとう

切り替えてがんばるね

空が少しずつ明るくなってきた気がした



(雨音に包まれて)

6/11/2025, 1:27:06 AM

顔はいつかしわでいっぱいになる

花はいつか枯れてしおれてしまう

宝石はいつか錆び付いてしまう

芸術はいつか廃れてしまう

景色はいつか私たちの記憶から消えてしまう

虹はいつか一瞬にして消えてしまう

日常はいつか脱線して壊れてしまう

人生はいつか終わりを迎える

美しいものには限りがある

それらは美しくなくなってしまうのか

それは違う

美しいとは変化し続けるから美しいのだ

そんな美しい世界で僕らは生きている



(美しい)

6/10/2025, 1:40:15 AM

どうしてこの世界は不平等なのだろうか

どうしてこの世界は差別が存在してるのだろうか

どうしてこの世界は心が満たされないのだろうか

どうしてこの世界は異常気象に脆いのだろうか

どうしてこの世界は成功より失敗が多いのだろうか

どうしてこの世界は権力者が優遇されるのだろうか

どうしてこの世界は私を見捨てたのだろうか

はぁ、なんて生きづらい世界なのだろうか



(どうしてこの世界は)

6/8/2025, 1:15:19 PM

「お母さんはどこ、、誰か教えてよぉ」

前が歪んでいて

鼻をすすりながら

何が正解かも分からない

ただ僕には歩く選択肢しかなかった

「どーしたの?迷子?」

突然声をかけられた

顔を上げ背後に目を向けると

同い年のような女の子が笑顔で僕を見つめていた

空はいつのまにか茜色が広がり

僕は光に照らされている小さな公園にいた

「もう大丈夫!!私がいるからね!」

そう言って錆びたブランコを指さし

「一緒に乗ろうよ!!」

ブランコを漕いだり

滑り台で遊んだり

色んな話をしながら公園の周りを歩いた

5時のチャイムが鳴ると同時に

警察の人とお母さんが公園にやってきた

「もう!どこ行ってたの?」

と泣きながら僕をギューって抱きしめてくれた

お母さんの匂いだ

なぜか少し安心する

「隣町にいるとは見つかったのは奇跡です!」

警察の人はそう言っていた気がした

「あれ、、あの子、どこいったのかな」

強くて優しくてまるでお母さんのようで

こんな悲観的で弱虫な僕を笑顔にしてくれた

そんな君にお礼を言いたかったのになぁ

また会えたらいいな



長い年月が経ち

僕は教師になっていた

生徒たちの見本で尊敬される人

まるでお母さんのようだ

人事異動で偶然にもあの町へ異動になった

新天地で生活に慣れてきた頃

ふとあの子のことを思い出した

すると体が勝手にあの公園に向かっていた

そこへ着いたと同時に衝撃を受けた

目の前にはマンション群が連なっていた

もうあの公園を見ることは出来ない

少し寂しくなった

「あの子はまだこの町にいるのかな?」

「あの頃のお礼を伝えたいな」

桜が散りだんだん暑くなる今日この頃

君と歩いた道を踏みしめながらそう懐古した



(君と歩いた道)

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