どこかの人

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梅雨の時期のある日

私はベッドの上に座って下を向いている

貴方との記憶が雨音と共に何度もリピートされ

イヤホンから流れる366日の音色と相まって

静かに鼻をすすっていた

小規模な雨が私から展開され

目の前に水溜まりができていた

信じてたのに

こんなにも愛してたのに

貴方が私に言ってくれた好きという言葉

貴方が私にしてくれたハグやキスやそれ以上のこと

嘘だったのかな

本気にしてた私がばかばかしいな

貴方を想えば想うほど

雨音が強くなっていく

雨音も私と一緒に泣いてくれてるのかな

雨が降ると普段はテンションが下がるけど

今は私を包み込んでくれて温かく感じる

雨よ私を励ましてくれてありがとう

切り替えてがんばるね

空が少しずつ明るくなってきた気がした



(雨音に包まれて)

6/12/2025, 2:05:31 AM