優しくて、かっこよくて、ときどき、可愛い、私のただひとりの好きな人。
笑顔がステキで、少しイジワルな、他の誰にも変えることのできない、ただひとりの君。
そんな、ただひとりの君へ、伝えたい。君が好きだ、と。
「ただひとりの君へ」
宇宙って、広い。
「宇宙に行きたい!」
なんて夢は、宇宙に負けないくらい壮大だ。そして、叶わない夢だ。
でも、カンタンに宇宙に行くことができる未来が来るかもしれない。これから先は、私たちが、作っていくんだ。この手のひらから。宇宙に負けないソウゾウ力で。
「手のひらの宇宙」
私は風の主人。風条 風花(ふうじょう ふうか)です。代々受け継がれる風の主人は、風に認められた者しかなれない。風に認められるってどういうことかって?実は、風にも意思があるんだよ。風がこの人についていきたいって思ったら、その人は風の主人になれる。そして、その風の主人達で作った組織が風条家。ホンモノの家族ではないけど、家族のように居心地がいい。
まぁ、風に認められたとしても、たまにいたずらされるよ。特にいたずら好きな風の精、フウとかね。フウはもともと、、、いや、話すと長くなるからやめておこうかな。それはともかく、風のいたずらって、けっこう面白い。ふわっと体が浮いたり、背中を押してくれたりもする。あ、物理的にね。そんなこんなで今日も楽しい風条家の生活が始まります!
(久しぶりに恋愛モノ以外のお話書いたー!
長くなったケド、最後まで読んでくれてありがとうございます。)
「風のいたずら」
私が好きになったのは、友達の好きな人でした。
「決めた。」
もう迷わない。大丈夫。好きな人がいなくったって、生きられるんだから。
「んっ」
あれ、涙が、止まらない。どうして?もう、決めたことなのに。涙を拭った手を見た。その手は、覚悟を決めた私の、迷いのない透明な涙で濡れていた。
「透明な涙」
ずっと、憧れの存在だった。手の届かない、太陽みたいに眩しい人。
ずっと、好きだった。遠くから見てるだけだけど、あなたの眩しさがわかるから。
ホントは、諦めてた。手が届かないから、近づけないからって。
ホントは、諦めたくない。だから、あなたに似合う私になって、あなたの隣で笑いたい。
今からでも、いいかな?頑張っていいかな?
大好きな、あなたのもとへ行くために。
「あなたのもとへ」