なぎさ

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2/28/2024, 11:28:46 AM

「いってきまーす!!」
サリーは駆け足で玄関を飛び出した。今日は初めて一人でお買い物に行くのだ。

「サリー、おはよう。今日は一人なのかい?」
杖をついた老人が声をかけてきた。
「そうだよ!お母さんがいなくても大丈夫だもん!だってサリーもう5歳だから!」
サリーは手をいっぱいに開いて見せた後、笑顔で彼の横をすり抜けた。

街はとても明るかった。
レンガ造りのお店、におい立つパン屋の香り、そして色とりどりの花が咲く花屋。サリーはもうワクワクしてしょうがなくて、どのお店に行くか迷っていた。

甘い香りに誘われ、選んだのはお菓子屋さん。
この甘い香りはシナモンかな?美味しそうなお菓子がいくつも並んでいた。サリーはシナモンロールとクッキーをひとつずつ選んだ。

次に立ち寄ったのは本屋さん。どこを見ても本だらけで、全部読んでしまいたくなる。サリーはお菓子作りの本を一冊選び、大事に抱えて店を出た。

最後に立ち寄ったのはおもちゃ屋さん。
なぜなら、窓越しに見えたあのくまの人形に一目惚れしたからだ。すぐにそれを手に取り会計しようとすると、小遣いがもうないことに気付いた。
涙目を浮かべるサリーを見て、ある女性が声をかけた。
「ごめんね、その人形解れている所があったでしょう?
良かったらもらってくれる?」
サリーはもちろんOKして、笑顔で店を出た。

夕焼け空の中、サリーは家に向かって歩く。手には買ったおもちゃやお菓子、そして新しい本。帰ったらお母さんに自慢しよ。

2/16/2024, 11:21:43 AM

誰よりもあなたのことを知っていた自信があるのに、

まだまだ上がいたみたい

誰よりもあなたと一緒にいたはずなのに、

私よりも多くの時間を過ごしていた人がいたみたい

誰よりもあなたを愛していたはずなのに、

私の愛は一方通行で、
あなたは誰かを誰よりも愛していたみたい

もう無理です。さようなら。


私の彼氏はマザコンだ。
朝、昼休憩中、夜に必ず彼の母親に会いに行く。
同棲しているアパートは、彼の実家から徒歩30秒の場所にある。
もちろん、仕事場からも車で3分だ。
付き合った当初は彼の人柄をみて許していたが、
最近は私にまで母との時間を押し付けてくる。
母親特製の塩っ気の多い卵焼きや、豆腐の潰れた麻婆豆腐、油が底に白く固まった生姜焼き。
それらを毎週のように家へ届けに来るのだ。
彼は美味しそうに、私の料理には目もくれずに食べる。
今でこそまだ名字は違うが、将来こいつの家庭に足を踏み入れるのは絶対無理だ。
もう限界だ。

さよなら、わたしの青春。
さよなら、マザコン野郎!

*こんな作品のあとに書くべきではないのですが、7作品目にして♡100を超えました。皆さんの温かい応援にいつも励まされております。これからもよろしくお願いします🙇

2/16/2024, 7:58:44 AM

Dear わたし

元気でいますか?

今、受験生ですね。

体調を崩していませんか?

あなたのおかげで、今私は健やかな日々を送れています。

気を張っていた時期もありましたね。

誰かに努力を認めてもらいたいのに、
当たり前のように 扱われて辛いですよね。

大丈夫です。

あなたの努力はしっ かかりここまで届いています。

いつでもあなたの味方です。

生きてくれてありがとう。

20xx年xx月xx日 私より

2/13/2024, 10:30:51 AM

お母さんただいま!

今日ね、リレーでね、1位取ったの!

葵えらい??

あとね、あとね、友達と鬼ごっこしたの。

鬼だったからね、友達追いかけてたら転んじゃった。

でも葵泣かなかったよ。えらい?

お母さん、いつになったらお写真から出てくるの?

葵お母さんいないと寂しいよ。

早くしてね!もうすぐ葵のお誕生日だから!

待ってるね!

大好き!!

     ↕当てはめながらお読みください↕

おかえり、葵

うんうん、偉いね、すごいね葵!

あらあら、転んじゃったの?

昔はあんなに泣いたのに、成長したね。

…。

そうね、もうすぐ葵のお誕生日ね。

私も待ってるよ。

あなたの幸せな人生を終えるまで。

大好きだよ。

2/12/2024, 1:21:12 PM

ありがとう、
ありがとう。
生きていて良かった。
死ななくて良かった。
生きろって、抱きしめてくれてありがとう。
こうして生きていられたから今日がある。
ありがとう

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