なぎさ

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誰よりもあなたのことを知っていた自信があるのに、

まだまだ上がいたみたい

誰よりもあなたと一緒にいたはずなのに、

私よりも多くの時間を過ごしていた人がいたみたい

誰よりもあなたを愛していたはずなのに、

私の愛は一方通行で、
あなたは誰かを誰よりも愛していたみたい

もう無理です。さようなら。


私の彼氏はマザコンだ。
朝、昼休憩中、夜に必ず彼の母親に会いに行く。
同棲しているアパートは、彼の実家から徒歩30秒の場所にある。
もちろん、仕事場からも車で3分だ。
付き合った当初は彼の人柄をみて許していたが、
最近は私にまで母との時間を押し付けてくる。
母親特製の塩っ気の多い卵焼きや、豆腐の潰れた麻婆豆腐、油が底に白く固まった生姜焼き。
それらを毎週のように家へ届けに来るのだ。
彼は美味しそうに、私の料理には目もくれずに食べる。
今でこそまだ名字は違うが、将来こいつの家庭に足を踏み入れるのは絶対無理だ。
もう限界だ。

さよなら、わたしの青春。
さよなら、マザコン野郎!

*こんな作品のあとに書くべきではないのですが、7作品目にして♡100を超えました。皆さんの温かい応援にいつも励まされております。これからもよろしくお願いします🙇

2/16/2024, 11:21:43 AM