Chi garden

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9/7/2025, 1:19:15 PM

「雨と君」


曇り空が近くなって、降り出した

大粒の雨



雨宿りする自転車の人

後部座席から、見送っては

あの日へと…



部活帰りの子を、見送っては

あの日へと…






僕は、待ってるかも、分からない君の元へと

天気予報は、知らなかったんだ…


まだ、待ち合わせ場所までは、遠いけど

雨宿りしてるかも…

バス停や、屋根がある、人を見ながら


雨粒は、僕を型取り、濡らしていく



待ち合わせした…

胸を冷やしてるけど

落ち着かせてるんだ、これでも…

きっと

君に会えば、溢れてしまう



好きが。




雨が降っていて、良かった

恥ずかしい僕も、かっこつける僕も

何も、まとわずに、雨粒は僕に弾いている。


9/6/2025, 12:26:48 PM

「誰もいない教室」


朝早く行き


帰りは遅くまでいた。



誰もいない教室が、一番好きで


あの空気が、一番好きで



あの頃


どこにも居場所が無かった中で


自分なりに、見つけた


好きな空間。





今でも、変わらない


ひとりの時間が長く、育ったからか


人混みが苦手で


誰かと食べる空間も苦手で




それでも


誰もいない教室にいる、自分を好いていた。











9/4/2025, 12:58:25 PM

言い出せなかった「」



言い出せなかった「言葉達」


言わずに


頭の中で会話した



想像力の「種」になる


言った「相手」になれる


元は何かと「問う」事が出来る



確かに

言い出せなかった時は

「迷い」がいる。


それは

言い出せなかった「何か」が

直感的に

経験値的に

空気感を察し


言い出せなかったになっただけで

後から、言いたかったなら

「あの時…」と話しを切り出した時に


相手は

「覚えててくれたんだ」

と、未処理だった、相手の感情が引き出しから

取り出され


「何の話し?」

と、忘れている、相手もいるのだと


生きている「速度」を知る。

9/3/2025, 1:17:50 PM

「Secret Love」


今なら言えるよ…

初恋に、似た気持ち


だけど、「憧れ」だったのだと。



名も思い出せない

思い出の中に、今、あなたはいるのです


Silhouetteは、大きく

穏やかな地に、輝いているから


その中に、かがんでみた

幼き日





大人へと遠ざかり

かがむ、このSilhouetteの中に

秘めた想いは、おもちゃ入れの様に

時が経ち


いつの間にか、姿は無いけれど



あのSilhouetteの、暖かさは永遠に

この胸に…


暖かい陽射しに、照らされている。


今、ひとつ暖かさを手に取ったように

おもちゃの奥に

眠ったままの、物語りが

両手から

風に乗り、綿毛へと…

9/2/2025, 11:11:26 AM

「ページをめくる」



改めて思う


「思い出」の形の意味を。



改めて思う


「書いた」方が覚えている中身を。



どちらでも無い「時」のページの真ん中



「時代」のページを、めくりながら

巡りながら


まだ

まっさらな、真っ白な

「明日」のページが、待っていてくれている



誰にでもある「明日」のページを

今は、開く前。


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