Chi garden

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7/6/2025, 1:05:22 PM

「空恋」



(長いので、お時間がある方、休み休みで…)


16歳の夏






まだ、あどけない笑顔




彼は14歳だった。



手を繋いだり、そういう事はしてない。



ただ、たまに


親友の家に遊びに来ていた


「親友のいとこ」




親友は、同じアパートの隣



手前側が、私の家


奥側が、親友の家



なんだか、機械がピカピカしていたり


夜になると光るらしい、パズル


ラックには、お手製のスイッチ配線


そういう「親友」。




ダラダラと話しては、お菓子を食べる


足りない時は、隣に戻り、足す





14歳の彼は


「知らない世界」を語る


彼が、不思議な存在だった。



私より、大人っぽく


知的な、雰囲気の中に、つかめない部分


初めて知った「香水」


初めて知った「なんだこの気持ち?」な、一夏


年齢を気にせずに、人と話している「自分」を知った日々


きれいな手


八重歯


黒髪の寝癖で


真面目な眼差し…


や、子犬の様に、瞳をキラキラと輝かせながら


語る、好きなアーティストの話し


低い声


振動が胸に響く声


嬉しそうな時、黒髪から、耳が…









年月は、ふいに

思い出させる。



もう、二度と手に入らない「不思議な恋」

もう、二度と手に入らない「廃盤の香水」



多分、彼は「私を覚えてはいないな」

と、笑いながら


今、ここに、描いている。




(最後まで、読んで下さり、ありがとうございます)

(ゆっくり、過ごせます様に)




7/5/2025, 11:08:24 AM

「波音に耳を澄ませて」



寝息のようだ


癒される。

7/4/2025, 1:21:18 PM

「青い風」



窓からグラウンドを眺める


セミの鳴き声が、校舎に跳ねる



陸上部が集まってきた


野球部も。




ここからは、テニスコートまでは見えない



午後の教室で、また一人こうして


グラウンドを眺めている




青いシャツが


一定方向に走る


青い列は、魚の様に走る



水中で、円を一定に何人かで歩くと


流れが出来る。




まるで、つむじ風



靴ひもを結び、列にまた追いつく






青い風は、夕暮れとセミの鳴き声を刻む


窓を閉めて鍵を閉める。



静けさが少し響き


階段を、降りて、靴を履き替える。



「青」が苦手

だから

「オレンジ」に帰る。


7/3/2025, 10:29:17 AM

「遠くへ行きたい」

(少し長くなってしまいました)





体力があるうちに



たまには紙の地図で



工夫は出来る世になった。



「海」ならば、目を閉じ、海の音を

「山」ならば、目を閉じ、鳥の音を


「今すぐ」行けなくても


感じれる世になった。







「遠くへ行きたい」と、思い


一人、何度か遠くへ行った。




その地に住む人達


その地の食べ物


そこにある、それぞれの事情や


生き方や、悩みや、喜び





行ったから、知れた


行ったから


「遠くへ行きたい」と思った「変わりたい」は


場所は、関係ないということ。




「遠くへ行った」自分


「変わりたい」自分


違うものだと、感じ




自分を、そのまま「受け入れて欲しい」自分がいる事を知り


周りは、流れ


「自分」は、「遠くへ行けない」と知る事が出来た







本気で、一つ一つを、小さく「変えていく」積み重ねで


今は「遠くへ行きたい」と思った自分がいて


良かったと、思う。



全部「自分」で


それで良いのだと。





7/2/2025, 10:01:01 PM

「クリスタル」




輝きたい?

だけど、透明の様でありたい。


分かる人に分かってもらえれば、良い


今の「自分」は「うまく分からない」けれど

「とりあえず今の自分が好き」


そう、思える様に

磨いていく。


自分磨きは「人生磨き」


「純粋」だけは辛い時もあるけど

誰かの「言葉」で磨ける時もある。


私も沢山の思いはある

それは、「影響」や「感情」で「考えすぎ」になる意味


「クリスタルみたいに…」とは、言わないが


「透明で、ありたい」

「自分を、磨き続けよう」

そう、思っています。

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