「雨と君」
曇り空が近くなって、降り出した
大粒の雨
雨宿りする自転車の人
後部座席から、見送っては
あの日へと…
部活帰りの子を、見送っては
あの日へと…
僕は、待ってるかも、分からない君の元へと
天気予報は、知らなかったんだ…
まだ、待ち合わせ場所までは、遠いけど
雨宿りしてるかも…
バス停や、屋根がある、人を見ながら
雨粒は、僕を型取り、濡らしていく
待ち合わせした…
胸を冷やしてるけど
落ち着かせてるんだ、これでも…
きっと
君に会えば、溢れてしまう
好きが。
雨が降っていて、良かった
恥ずかしい僕も、かっこつける僕も
何も、まとわずに、雨粒は僕に弾いている。
9/7/2025, 1:19:15 PM