Chi garden

Open App
7/8/2025, 11:59:19 AM

「あの日の景色」



思い出す「景色」は


あまり無い。




きっと



あまりにも、「あの日」と



まとめるには



多い「景色達」だ。




今日を、「景色」としても


いつも、「前」を見がちな僕は



「無色」「透明」で



居たいのだろう。

7/7/2025, 12:59:04 PM

「願い事」


沢山あります。



「あの子が、新しい会社で、笑えます様に」


「こども達が、安心して過ごせます様に」


「継承すべきモノが、続く様に」



「努力や、地道が、輝きます様に」


「道は、ひとつではないと、気付けます様に」


「あなたが、描く世界が、誰かに響きます様に」



癒やされ、安心出来る



庭には、どんな「種」を…

その庭を、どんな「世界」に…


あなただけの「心の庭」が、あなたらしくあります様に。

7/6/2025, 1:05:22 PM

「空恋」



(長いので、お時間がある方、休み休みで…)


16歳の夏






まだ、あどけない笑顔




彼は14歳だった。



手を繋いだり、そういう事はしてない。



ただ、たまに


親友の家に遊びに来ていた


「親友のいとこ」




親友は、同じアパートの隣



手前側が、私の家


奥側が、親友の家



なんだか、機械がピカピカしていたり


夜になると光るらしい、パズル


ラックには、お手製のスイッチ配線


そういう「親友」。




ダラダラと話しては、お菓子を食べる


足りない時は、隣に戻り、足す





14歳の彼は


「知らない世界」を語る


彼が、不思議な存在だった。



私より、大人っぽく


知的な、雰囲気の中に、つかめない部分


初めて知った「香水」


初めて知った「なんだこの気持ち?」な、一夏


年齢を気にせずに、人と話している「自分」を知った日々


きれいな手


八重歯


黒髪の寝癖で


真面目な眼差し…


や、子犬の様に、瞳をキラキラと輝かせながら


語る、好きなアーティストの話し


低い声


振動が胸に響く声


嬉しそうな時、黒髪から、耳が…









年月は、ふいに

思い出させる。



もう、二度と手に入らない「不思議な恋」

もう、二度と手に入らない「廃盤の香水」



多分、彼は「私を覚えてはいないな」

と、笑いながら


今、ここに、描いている。




(最後まで、読んで下さり、ありがとうございます)

(ゆっくり、過ごせます様に)




7/5/2025, 11:08:24 AM

「波音に耳を澄ませて」



寝息のようだ


癒される。

7/4/2025, 1:21:18 PM

「青い風」



窓からグラウンドを眺める


セミの鳴き声が、校舎に跳ねる



陸上部が集まってきた


野球部も。




ここからは、テニスコートまでは見えない



午後の教室で、また一人こうして


グラウンドを眺めている




青いシャツが


一定方向に走る


青い列は、魚の様に走る



水中で、円を一定に何人かで歩くと


流れが出来る。




まるで、つむじ風



靴ひもを結び、列にまた追いつく






青い風は、夕暮れとセミの鳴き声を刻む


窓を閉めて鍵を閉める。



静けさが少し響き


階段を、降りて、靴を履き替える。



「青」が苦手

だから

「オレンジ」に帰る。


Next