遠野

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8/19/2025, 6:42:46 AM

今日もなんとか家に帰ってきた。

ただいま、口に出したその瞬間、聞こえる足音。
つめが当たる音、ともいえる。かわいくてたまらない。幸せの音だ。

しっぽぶんぶんしながら一直線に向かってくるかわいいきみ。

やっと帰ってきた!おかえり!待ってたよ!
アフレコしつつ、目の前の…満面の笑みのもふもふを見つめた。


「足音」

8/17/2025, 4:44:04 PM

暑い、でも爽やかで、
目に映るもの全てが瑞々しかった夏は、何処へ行ってしまったの。

そっか。

もう過去なのね。

ねえ知ってる?
あなたは、あなたといるときだけは、わたし「
   」    ううん。なんでもないわ。


夏は延長させるものって相場が決まっているでしょう?
エンドレスエイトしかり、8月32日しかり。

取り残されないようにね  わたしみたいに


「終わらない夏」

1/28/2025, 7:44:51 AM

あのシーンが良かったと談笑する貴方の話が、いやに気になって聞き耳を立てるなんて、私らしくもなかった。

一方の貴方はきっと最初から見抜いていて、褒められない行為をする私に、一番穏便に済ませられる対処をしただけ。

じゃなきゃ、それほど仲がいいわけでもない私に、あんな、眩しいほどの笑顔、もとい光線を浴びせるなんてのはしない。


ついに来てしまった。
見るからに私好みの映画の予告を一瞥し、真っ先に券売機へ向かう。

一生縁はないと思っていたのに。そのきっかけも。


これから私は、漫画の実写映画を見る。


「小さな勇気」

1/27/2025, 7:51:00 AM

野良猫って本当にいるんだな。
そう思いながら、走り去った黒猫を見やった。

やっぱ夜の散歩は心地いい。特に今日は気分がいい。
何せお手本のような三日月の夜、黒猫に出会ったのだ。

これほど…『月に吠える』ような夜もないだろう。

後必要なのは おわ「わぁ、こんばんは!」…え


思わず振り向くと人が二人いて、たまたま知り合いと出会ったらしかった。

心臓がうるさい。
君の声で、僕に呼びかけられた気がしたのだ。


「わぁ!」_「猫」 萩原朔太郎『月に吠える』

1/26/2025, 5:41:59 AM

“芸術に終わりはないんです。

仮に作者から独立しても、必ず誰かの琴線に触れて生き続ける。そこに良し悪しは関係なく”

そんな物語を書けるようになりたい。

熱弁をふるう僕に、笑顔で一言、

「そういうことなら大丈夫だよ
君の物語は終わらせられないから 私が」

即答できるわけがなかったけど自惚れたい、良いよね?


「終わらない物語」

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