1/26/2025, 5:41:59 AM
“芸術に終わりはないんです。
仮に作者から独立しても、必ず誰かの琴線に触れて生き続ける。そこに良し悪しは関係なく”
そんな物語を書けるようになりたい。
熱弁をふるう僕に、笑顔で一言、
「そういうことなら大丈夫だよ
君の物語は終わらせられないから 私が」
即答できるわけがなかったけど自惚れたい、良いよね?
「終わらない物語」
1/19/2025, 6:49:13 AM
世界を手に入れたと
いたずらっぽく笑う君の手には地図帳
それならと
手荷物から『宇宙の教室』を引っぱり出して重ねた
これで全てが君の手にあることになるでしょ?
君の瞳にうつる世界が一番きれいなんだから。
「手のひらの宇宙」
9/24/2024, 6:16:32 AM
じゃあジャングルジムでねー!
少年たちが僕の横をすり抜けて、颯爽と駆けていく。
放課後がやってきたのだ。
頭の中に刻みつけられたジャングルジムの言葉が、懐かしい気持ちを呼び起こす。
僕は普通に登るのはつまらないと鬼ごっこばかりしていた。ジャングルジムで。
あれは今思えば危なかったと思う。
というか普通に遊びたかった人は迷惑だっただろうな。
あの頃はクラスを超えて友達ができた。
…好きな子だって。
爆音で現実に戻された。防災無線か。
せめて君とは再会したい。
「ジャングルジム」
9/23/2024, 6:45:14 AM
人の合間を縫うという言葉もあるし、声は糸っていえるのかも。
あれ、
でもそれなら、どんなに賑やかなところにいたって、聞き取れるあなたの声は、、
綱…?
「声が聞こえる」
9/22/2024, 6:29:12 AM
芸術の秋、食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋…
とにかく秋は、結びついているものの数が他の季節より飛び抜けている。
そしてこれらの言葉を掲げたイベントの開催が多くなるのも自然なことだ。
そう、自然なことなんだ。
だから一緒に行かない?って、俺が君を誘うのが週1なのも秋のせい。
「秋恋」