9/4/2025, 12:00:19 PM
言葉を飲み込んだ。
その方が楽だったから。
その時は楽だったから。
何度も何度も飲み込んで、それが癖になってしまって。
気づいた時には、何も言えなくなっていた。
自分が言いたかったこと、
言いたいこと、
飲み込んだ言葉は何だったっけ?
「お題 言い出せなかった「」」#24
9/3/2025, 10:18:16 AM
気が付かないで。
向ける目線も、
かける言葉も、
全部隠して、誤魔化して、いつも通りを装う。
じゃないと、もう戻れる気がしないから。
「お題 secret love」#30
9/2/2025, 10:33:26 AM
扉を開く。
何処に出るか分からないワクワクと、どんな展開が繰り広げられるか分からないドキドキ。
知らない世界が言葉となって織り成される。
さぁ、未知へと旅立とう。
「お題 ページをめくる」#27
9/1/2025, 1:00:13 PM
命は燃やされることがお好きなようで、
届かないと分かりきっていても、どうしょうもなく太陽に手を伸ばす。
手に入らないと分かっているのに、あの焼き尽くさんばかりの輝きを、求めずにはいられない。
躍動する命は常に熱を宿し、焦がれるまま求めるまま。
触れることすら叶わない恒星に手を伸ばす。
夏は、最も太陽が近くなる。
いつか燃え尽きる前に、この手は届くのだろうか。
「お題 夏の忘れ物を探しに」#25
9/1/2025, 2:38:24 AM
8月31日、午後5時、
何気ない1日が、太陽と共に去っていく。
濃紺のベールが空を覆い、星々がちらほらと疎らに輝きだす。もうずっと昔に放たれた光が旅の終着地点に到達した。
たった百年ぽっちの、その1日。
いずれ記憶に埋もれてしまう、替えがたい一瞬(ひととき)
「お題 8月31日、午後5時」#22