連想の旅人

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11/9/2025, 4:33:00 PM

心の境界線

僕を隔てた境界線は、
月日が経つ間もなく流れて消えた

いつだって前を向いてる人は
その小さな意思に気づきはしない。

心を閉ざさないことで精一杯で
顔を上げたときには、
視界を阻むほどの脅威がそばに居る。

それが続くなら線だけでは足りなくて。
線を積上げて壁を造った

これでよかったはずなのに、
喪失の思いだけ募るばかりで。
何を失ったかさえ分からないけれど、
今が正しいと信じ続ける道しかなくて。

脅威はもう身を蝕むことはないというのに
胸が孕むこの霧は何を示しているんだろうか

11/5/2025, 7:12:13 AM

キンモクセイ

君が纏う香りは金木犀だっただろうか
年が過ぎる度君を感じられなくなっていく

1つ目は君の声を。
紡いだ言葉は鮮明だというのに
聞こえるはずの音は砂嵐のようだ

2つ目は君の顔を。
僕が覚える君の顔はぼやけてしまっているが、
笑ったときの小皺だけを覚えている

3つ目は君の言葉を。
僕の中の君はもう言葉を紡ぐことさえ許されなくて
いるのかすら分からなくなった。

君を忘れたくないと願うほど
残酷に僕は君を失っていく
それでも、あの儚い季節が来ると
君を傍に感じられるから

君の香りはきっと金木犀

10/26/2025, 5:19:43 PM

終わらない問い

世の中は解のないことだらけで
誰かが諦めた問いだけが道端に落ちている

幸せの四文字を辿った
いくつもの死に体を抱きしめた
なんで抱きしめたのなんて問いの
答えも分からないまま

続く人生の目的地に僕の姿はありますか?
目的地も分からないのにその先を願ってしまう。

存在するかも分からない、
僕の最終地点に答えがあると信じて
目を凝らして足を踏み出して
終わらせるための1歩を

10/26/2025, 4:40:39 AM

揺れる羽根

あぁ、どうか
貴方の光輪をちょうだい。

全てが消えてしまう前に
貴方の存在を抱いて眠りたいの

今だけは神様もお告げも全部いらないものにして。

貴方が笑うと揺れて靡くはずの
羽根はとうに朽ちている

貴方にはもう会えない、
笑い合えないなんて嘘だと思いたかった

だから、どうか
あの人の暖かさをください。

光に連れ立つ前に

10/23/2025, 8:03:19 AM

秋風

霞んだ貴方の揺れる髪
紅葉の空が良く似合うから

沈んだ雫に気づかないまま
僕と貴方に秋の風が立つ

思い出すのは笑い声
聞こえるのは泣き声

終わりたく無かったな

君の声が風に攫われるまで
想い描いた夢をただ見よう

卑怯だって思わせてよ
消える君を想いたくないよ

秋の風に囚われたように
まだ君を想ってしまうんだ

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