連想の旅人

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12/15/2025, 5:56:44 PM

明日への光

想いの色をこのキャンパスへ落とす
明日が来なくなるその時まで
それが光だと、信じている。

あなたを想うこの気持ちは
途切れることはないのに、
あなたは私の記憶から消えてゆく

あなたを描く度、薄れてしまう。
けれど、あなたは
忘れられることを、望んでいた気がして

私の中からあなたが消えても
ただ、愛おしく思う気持ちだけを連れて、
またあなたという光を描く。

12/13/2025, 9:11:50 PM

遠い鐘の音

君の笑顔が浮かぶ度
泣き叫びそうになる心の声

変わらない君の姿と
変わってく僕の姿
また遠くなる。

大きなもみの木の下で、
鳴り響く鐘の音だけを連れて
今も君がここで生きてしまうんだ。

次の冬には君を忘れられたら、
何度も思って叶えられなかった願い

行方も知らない遠くの鐘の音
耳に届くから忘れられないよ、

君を生かしてごめんね。

12/5/2025, 4:23:04 PM

きらめく街並み

駅前のイルミネーション
今日はやけにぼやけて見えた。

君から貰ったごめんねが、
胸に染みて拭えないみたいで

君と見た街並みはもっと輝いてたな
君と過ごしたあの時間は何より早かったな

隠し持ってた永遠の証は
今頃君の指にはまってるはずなのに、
君の姿はどこにもないし
それはポケットに隠れて眠ってる。

君が求めていた言葉を、
言えなかったさよならを、
伝えてみせるから

君から貰ったあのきらめく思い出を
今日だけは抱きしめさせて。

12/4/2025, 3:06:53 PM

秘密の手紙

ただ独りの君を想って、
この手紙をしたためる

今綴る言葉はきっと
君には信じ難いことだけど、

傷を負い、張り裂けそうな胸を抱いて
縋るように送り続けた僕への手紙は、
ちゃんと届いたのだと伝えたい。

君が過去を生きてくれたから
未来を生きる僕がいる。

拝啓、あの頃の僕へ
君の紡いだ未来は、こんなにも美しいよ。

12/3/2025, 4:50:20 PM

冬の足音

枯れゆくものに雪の華を降らせた。
その最後が、せめて美しいものであるように

何者でもない足音を奏でて
見えずとも確かな気配を残して
枯れ果てたものたちに雪化粧を施す。

白く息を吐けば、
すぐそばで冬も息をしている

鈴の音を鳴らしながら、
遠くの鐘の響きを待つ

今を抱きしめながら、
来たる未来に祈りを添えて。

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