心の境界線
僕を隔てた境界線は、
月日が経つ間もなく流れて消えた
いつだって前を向いてる人は
その小さな意思に気づきはしない。
心を閉ざさないことで精一杯で
顔を上げたときには、
視界を阻むほどの脅威がそばに居る。
それが続くなら線だけでは足りなくて。
線を積上げて壁を造った
これでよかったはずなのに、
喪失の思いだけ募るばかりで。
何を失ったかさえ分からないけれど、
今が正しいと信じ続ける道しかなくて。
脅威はもう身を蝕むことはないというのに
胸が孕むこの霧は何を示しているんだろうか
11/9/2025, 4:33:00 PM