よつば666

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11/6/2024, 8:09:48 AM

お題『一筋の光』

 1学期テスト期間が始まった初日。HR(ホームルーム)後、教室のドアに指を掛けた直後僕はまたしても大神に呼び止められた。

大神「船星〜。話あるから帰らんといてぇ!!」

船星「話って何?僕はありませんけど……」

大神「そう言うなって(笑)まぁ立ち話もなんやし座りぃや」

言われるがまま僕は大神の前の席に座った。
あの遠足以来二人きっりで話をするのは初めてだ。あの時言いそびれた誤解を解くチャンスだ。しかし僕を呼んだのは大神だ。自分の話をするのはそれからにしよう。

船星「失礼します……で話って何?」

大神「お前、最近めっちゃ暗かったやん。ナンパの失敗がものすっごいショック受けてんのかな思うてなぁ。俺そこで思ったんや!もう1回あの子らをナンパしてみようってな!どうや?」

船星「ま、またナンパ!?僕はもう嫌だよ」

大神「何言うてんねん!1回目がダメでも2回目なら大丈夫かも知れんやろ!今度は作戦立ててみようや!」

そう言って大神は僕を強引にまたナンパに誘った。ナンパの誤解が解けると思い一筋の光が見えたのは僕の勘違いだった。

End

11/5/2024, 6:54:53 AM

お題『哀愁を誘う』

1学期の期末テスト期間が始まろうとしていたある日のHR(ホームルーム)終了後、船星(ふなぼし)は帰宅する為教室を出ようとドアに指を掛けると大神に呼び止められた。

大神「おい!船星どこ行くんや?」

船星「何処って、家に帰るけど……」

大神「そうかぁ。ほな気いつけて〜……」

手を振る大神に対し、船星はぺこりと大神に向けて無言で頭を下げた。向けられた背中がとても哀愁を漂わせている。
大神の周りにいる同じクラスの生徒がポツリと話す。

生徒A「船星の奴BBQの遠足以降すごく暗くなってないか?」

生徒B「勝手に肉食ったのが今だに根に持っているかもよ」

生徒A「えぇ!?でもあの時笑って許してくれたぜ」

生徒B「食い物の恨みは怖いっていうだろ。あいつ案外食い物にすげ〜執着持ってるかも」

生徒A「やべぇ。明々後日の昼飯の時なんか奢ってやった方が良いかな?」

生徒B「だな。大神どう思う?」

大神は考え事をしていたので生徒A、Bの会話を聞いていなかったので適当に答えた。

大神「え、うん。良えんちゃう」

大神『BBQ時のナンパの失敗がそないにショックやったんかなぁ。リベンジ出来るようなんか良え方法ないかぁ』

と心の中で思うのだった。

End

11/4/2024, 7:29:00 AM

お題『鏡の中の自分』

図書室でテスト勉強していた萌香達。
すると委員長が萌香達に気づいて声を掛けた。

委員長「輪通(わづつ)さん達勉強?」

萌香「うん。そうだよ」

真珠星(すぴか)「今期の期末テスト赤点3つ取ると夏休み少し減るらしいじゃん!だから私ら勉強しないとヤバくて(苦笑)」

委員長「私(わたくし)で良ければ分からない所教えてあげるよ」

萌香「本当!?」

真珠星「マジ助かる!」

委員長「あッ!?ちょっとだけ待って貰える?本の返却手続きして来るから」

萌香「どんな本借りてたの?」

委員長「『鏡の中の自分』っていうホラー小説よ。三面鏡に映った偽物の自分と本物の自分が入れ替わってしまう話なの。都市伝説が元になった作品で……。輪通さん興味ある?」

萌香「あたしお化け怖くてダメなの」

真珠星「私は平気。テスト明けたら読んでみようかな」

委員長「是非、読んでみて。穂先(ほさき)さんとは気が合いそうね」

そう言って、微笑んだ委員長は本を返却する為図書委員の待つカウンターへ向かった。

End

11/3/2024, 7:39:09 AM

お題『眠りにつく前に』
※番外編キャラにインタビューをしてみた※
作者『眠りにつく前に何をしていますか?』

萌香「家族とお部屋にいるぬいぐるみにお休みの挨拶をして寝るよ!」

真珠星(すぴか)「携帯でドラマ観てる」

船星(ふなぼし)「ホットミルクを飲んでます」

大神「え〜っと……携帯でゲームしてる」

委員長「本を、最近はホラー小説を読んでます」

担任(酒枡)「お酒かなぁ。日本酒を2〜3杯呑んでるよ」

校長「あ、私もですか。……睡眠剤を少々」

作者『少々って……。^^;校長寝れないんですか?』

校長「あ、はい。英語の担当の先生が変わってから……」

作者『………。い、以上でインタビューを終了させていただきます。ご協力有難う御座いました』

End

11/2/2024, 8:14:04 AM

お題『永遠に』

遠足が終わって早くも1週間が過ぎた。
1学期の期末テスト期間が始まろうとしていたある日の放課後学校の図書室でテスト勉強をしていると−−−−

 『君の人生(みち)を僕と永遠に終点のない人生を歩んでくれないか?』

とキメ顔の萌香が向かえに座っている真珠星(すぴか)に話す。

真珠星(すぴか)「は?何それ?」

萌香「意味わかんないよねぇ〜」

真珠星「うん。……でどういう意味?」

萌香「マミィーがいうにはパパからの【プロポーズ】だったらしいの」

真珠星「へぇ〜。【終点】って何?」

萌香「ん〜……何だっけ?」

真珠星「言い出しっぺ〜。そこははっきり聞いときなよぉ」

萌香「はぁ〜い」

から返事をする萌香。
真珠星は思う、この話家に着いたら多分萌香は忘れてしまうのだろう。そして【終点】という謎を永遠に残したまま明日また学校で別の話題で盛り上がるに違いない。

End

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