よつば666

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11/21/2024, 8:01:13 AM

お題『宝物』(続きは後ほど再度投稿します。中途半端ですみません)

※自作キャラ達に再びインタビューしてみました。キャラクターも増えましたし…。

作者『あなたの宝物はなんですか?』

萌香「マミィから譲り受けたペンダント」

真珠星(すぴか)「小学生の時白鳥さんから貰った押し花のしおり」

委員長(かろん)「

11/20/2024, 9:07:14 AM

お題『キャンドル』

 夕方になって大神達は家に帰って行った。
誤解を解く為僕は思っている事を正直に大神に話した結果、彼の解釈はやはり僕はあのBBQの時、萌香(子猫)ちゃん達に「“ナンパ“しようとしていた」という事になってしまった。

船星(ふなぼし)は大きく溜息をついて、客間とキッチンを掃除している。

船星「あのやり取りはなんだったのだろう。今日はすごく疲れた」

掃除が終わり、愚痴をこぼしながらリビングへ向かい北欧風デザインの三人掛けソファの真ん中に座った。
手前には大理石風の楕円形ローテーブルが置かれその上には母親がインテリアとして鹿の形をしたキャンドルが飾られている。
船星はそう言えばと思い、ソファから立ち上がりTV台にある引き出しからマッチの箱とアロマキャンドルを取り出した。それを楕円形テーブルの上に置く。

マッチ箱からマッチを1本取り出しマッチ箱の側面についている側薬(そくやく)を擦り、火を起こす。マッチに火が点き今度はアロマキャンドルに火を点ける。マッチの火を手を仰いで消し水の入った、コップへ移す。
しばらくするとアロマキャンドルからほんのり森林の香りがしてきた。
僕は少し部屋の明かりを暗くてアロマキャンドルの中の小さな火をぼんやり眺めることにした。

End

11/19/2024, 1:45:56 AM

お題『たくさんの想いで』

 休日明けの月曜から1学期の期末テストの結果が教科ごとに順次返却され、本日金曜日の昼休み休憩後に夏季補習生の発表が職員室前の掲示板で張り出されることになった。萌香達は5時限終了後10分という短い休憩を使い職員室前の掲示板を見に来ていた。

萌香『どうか、補習生に入っていませんように』

萌香は心の中で祈りっている。掲示板から少し離れた距離で真珠星(すぴか)達は萌香を見守っていた。
返却されたテストの結果を見れば、掲示板へ行かなくても一目瞭然なのだが、安心感を得たいのだろう。萌香と同じように数人ほど自分の名前を探している。

5分後俯いた顔で萌香は戻って来た。心配になった委員長が萌香に声を掛けた。

委員長「輪通(わづつ)さん、どうだったの?」

萌香は顔を上げ委員長の問いに答えた。

萌香「……名前……あった」

真珠星「本当に?」

萌香「うん……。やだよ〜補習〜」

萌香は涙目になって真珠星に抱きついた。
真珠星はやれやれと言わんばかりに萌香の頭を撫でる。委員長が優しく萌香に声を掛けた。

委員長「輪通さん、補習が終われば夏休みが始まるじゃないの。予定が合えば一緒に遊びましょう。私(わたくし)輪通さん達とたくさんの想いでを作りたいわ」

萌香は委員長の言葉で元気を取り戻し、真珠星から離れ委員長の両手を握りぶんぶんと上下に振りながら感謝していた。

End

11/18/2024, 9:14:02 AM

お題『冬になったら』

 双子の姉からの手紙の書き出しは大体決まっていた。

『“春“になったら〜』、『“夏“になったら〜』、『“秋“になったら〜』と四季が入っている。

今回届いた手紙の書き出しは『“冬“になったら』
だった。今、季節は夏真っ盛り。季節外れにも程がある。手紙の内容はこうだ。

『愛する妹へ 冬になったらあなたは何をしていますか?私(わたし)は雪で雪だるまや、かまくらを作るのが好きです。もう15歳になるのに子供っぽい遊びをするでしょ(笑)だって田舎だもの。この前、村の集会で長老達が話している内容を偶然聞いてしまいました。私は16歳の誕生日に見知らぬ男性と結婚させるらしいのです。村の掟に基づいて。………助けて!可崘(かろん)私はまだ結婚したくない!それに彼氏もいるのよ!お願い!!助けて!!』

最後に書き殴った文字を見て私(わたくし)は怒りと寒気がした。

【私(わたし)の代わりになって】

冬になったら私は16歳になる、その時私の未来はどうなってしまうのかしら……。

End

11/17/2024, 8:21:36 AM

お題『はなればなれ』

 家族と離れ離れなってもう10年も経った。
私(わたくし)は5歳の頃に今住んでいる(父方の祖父母の)家へ預けられた。
家のしきたりとかなんとかで……。

私が13歳になった頃祖母が教えてくれた。
私の家系では双子が産まれると禍いをもたらすとされているらしい。だから3歳の時に何かしらの試験を行い、出来が悪い方が“禍い子“となる。つまり今、祖父母の家で暮らす私は“禍い子“として両親から嫌われている。2〜3ヶ月に1度、双子の姉から手紙が届くその内容が本当のことだろうか…… 。

だったら私は両親と離れ離れになって幸せと思う。
優しく我が子のように愛情を注いで育てくれている祖父母に私は離れたくない。そう強く思うのだった。

End


 

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