佐倉光潤

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12/6/2023, 2:24:21 PM

「逆さま」

私はよく逆さまになって考える。

別に倒立しながら考えるわけじゃない。

世界を色んな角度や視点から見ているのだ。

上から見たら、その出来事が正しくても、

下から見たら、実は正しくないかもしれない。

じゃあ、右や左、それ以外の様々な角度から見たら…

逆さまになって色んな角度のことを考える。



いまの視点だけで果たして正確に物事を理解してるか?

そして、正確で間違いのない正論だとしても、

決して振りかざしたりしないこと。

そんなふうに私は生きていきたいと願う。

12/5/2023, 2:42:49 PM

「眠れないほど」

私は本が大好きな子供だった。

いわゆる本の虫というやつだ。

好みの本が見つかると時間を忘れて夢中になり、

飽きずに同じ本を何度も何度も繰り返し読み込んだ。

新しい物語を読み始めると、途中で止められない質で、

途中で止められると寝付けないほどだった。

主人公はこんなとき、どんなことを言うんだろう?

ラストのその先はどんなかな?

物語のその先にワクワクして、眠れないほど、

本の中の人物、世界、その全てに魅了された。


いつか、私も書きたい。

眠れないほど面白い物語を。

そして最後まで読んで、何かを感じてもらえたら…

願わくば、幸せな気持ちになってもらえたら、なんて。

まだまだ遠い夢の話。

12/5/2023, 6:53:24 AM

「夢と現実」



  思ひつつ寝ればや人の見えつらむ

         夢と知りせば 覚めざらましを



高校の授業で習ったこの歌が忘れられない。

当時、後半部分で言われている

「夢と知っていたら目を覚まさなかったのに。」

という、この言葉に私は思いを馳せた。


今も昔も、人は眠れば夢を見るのだと。

目が覚め、それが夢の出来事だったとき。

人は夢に焦がれるもの。

夢という眩しいものに魅せられて、

現実という厳しい世界に寂しさを覚える。

時代が変わり、世界が変化していっても、

人が漠然と抱く寂しさには変わりがないのだと。

そんなことを思いながら、その後の授業中は

頭の中でずっとこの歌を口ずさんでいた。

12/4/2023, 10:00:14 AM

「さよならは言わないで」

言いたいことはありすぎた。

でも、言い残せる時間は残り少ない。

ごめんね、先に逝く僕を許してほしい。

僕のことを愛してくれて、ありがとう。

君の心に生き続けたいから、さよならは言わない。

「…ずっとずっと、大好きだよ」

12/2/2023, 10:18:10 AM

「光と闇の狭間で」

君が幸せでいてくれたらと願う僕と、

君もここまで堕ちてくればいいのにと乞う僕がいる。

この天秤は今はどっちにも振り切れていない。

振り切ってしまえば楽かもしれないけど、

振り切れないままでいたい気もする。

だって、この狭間にいる限り君を愛し続けられる。

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