佐倉光潤

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10/29/2024, 4:24:03 PM

「もう一つの物語」

もし、今もあなたと一緒にいられる未来が描かれる

そんな物語があったなら。

私は、きっと全てを捨ててでも

その物語を選んだと思う。

そのくらい愛してた。

二度とあなたには言えないし、言わないけど。

好きだったよ、世界中の誰よりも。

10/10/2024, 10:16:58 AM

「涙の理由」

あなたの夢を見た。

優しかった頃のあなたの夢。

私が愛したあの頃のあなたを見たら、

今に帰りたくなくなったの。


あなたと別れたから泣いてるんじゃないの。

これは、優しかったあなたとの別れの涙。

9/29/2024, 10:42:11 AM

「静寂に包まれた部屋」

人に疲れ、音を拒絶した。

私から拒んだはずなのに、なぜ人肌恋しいのか。

人の声も物音も煩いだけだったのに、

なんで静寂でも煩いのか。


ああ、そうか。

私は人を拒んだんじゃない。

私は「人といるときの私」を拒んだのか。

煩かったのは、人の声や物音じゃなく

私の心の声が喧しかったのか。


人から逃げたくとも私自身からは逃れられないのか。

9/18/2024, 1:32:19 PM

「夜景」

私の瞳に映って

「綺麗」と感じたものを

共有したいと思う人が

貴方じゃなくなったことを

ここにご報告させていただきます。

7/16/2024, 11:27:19 AM

「空を見上げて心に浮かんだこと」

5年ぶりに話した大切な人が変わってしまっていた。

こんな人じゃなかったのに、頭で思う。

私が大切だと思い、愛し続けたはずの人は、
もう世界のどこにもいない虚像となっていた。

昔なら、これだけで
世界のどこにも私の居場所がないのだと
悲観していたかもしれない。

でも、私は知っている。

私は、ひとりでも大丈夫なことを、
そして決して独りではないことも、知っている。

だから、もうひとりで空を見上げても涙は出ない。

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