「眠れないほど」
私は本が大好きな子供だった。
いわゆる本の虫というやつだ。
好みの本が見つかると時間を忘れて夢中になり、
飽きずに同じ本を何度も何度も繰り返し読み込んだ。
新しい物語を読み始めると、途中で止められない質で、
途中で止められると寝付けないほどだった。
主人公はこんなとき、どんなことを言うんだろう?
ラストのその先はどんなかな?
物語のその先にワクワクして、眠れないほど、
本の中の人物、世界、その全てに魅了された。
いつか、私も書きたい。
眠れないほど面白い物語を。
そして最後まで読んで、何かを感じてもらえたら…
願わくば、幸せな気持ちになってもらえたら、なんて。
まだまだ遠い夢の話。
12/5/2023, 2:42:49 PM