川柳えむ

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9/21/2025, 1:06:10 AM

『今何してる?』
『こっちはようやく少しずつ涼しくなってきたよ』
『そっちはどう?』

 もう二度と既読がつかないことをわかっていて、それでも送ってしまう。

『会いたい』

 その一言を入力しては、すぐ消す。
 こんなこと送ったら怒られてしまいそうだし。

 既読がつかなくても、この気持ちが届いていればいいな。

『君が幸せでありますように』


『既読がつかないメッセージ』

9/19/2025, 10:23:05 PM

 『秋』という題材で絵を描くよう課題を出された。
 面倒だった俺は、赤やオレンジ、茶色を混ぜた絵の具でキャンバス一面を塗りたくった。
 なせが表現が素晴らしいと褒められた。勝手に絵の解釈をされ、天才だと囃し立てられた。
 芸術ってわかんねーと俺は思っていた。


『秋色』

9/18/2025, 10:55:13 PM

「もしも世界が終わるなら」
「え?」
 また変なこと言ってる。そう思った。
 こいつとの付き合いは長い。子供の頃がずっとこんな感じである。
「もしも明日世界が終わるなら、どうする?」
 再度質問が繰り返される。
 公園にある高台から街を見下ろしていたら、突然そんなことを言い出したのだ。
 そいつの隣に座り、答える。
「変わらないよ」
「変わらない?」
「そう。いつも通り、おまえの隣に座って話を聞いてるよ」
 そう言うと、一瞬驚いたような顔をして、それから満足そうに微笑んだ。
「そうか。死ぬまでずっと一緒か」
「そうだよ。世界が終わるまでずっと」
 街が夕日に飲み込まれていく。赤く染まった光景は、まるで世界の終わりのようだった。


『もしも世界が終わるなら』

9/17/2025, 10:33:00 PM

 靴紐が解けるように、僕らの手は離れていった。
 追い掛けようと走り出したところを、解けた靴紐が足に絡まって、転んでしまった。
 転んで擦り剥いてできた傷は、徐々に痛みを増していく。
 いつかは消える痛みだとしても、この感情は、傷跡としてずっと残るのだろう。


『靴紐』

9/17/2025, 7:05:14 AM

 とにかく日々が忙しい。趣味に時間を費やしている場合じゃないのに。
 だから、お題なんてやっていられない。
 お題の物語(答え)は、まだ、闇の中。


『答えは、まだ』

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