川柳えむ

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2/13/2024, 11:25:05 AM

 伝えたい。この気持ちを――

 やってしまった――!!!!!!!!!!!!

 初めてやっちまったという。二百二十数日続けてきて、初めて。
 初めてお題が出ている間にそのお題をこなさなかったという。
 このショックな気持ちをわかってほしい。このやっちまった感を伝えたい。
 いや、七月から始めてさ。一年続けるって意気込んだのにさ。実際旅行に行った日だって、感染症で高熱出した日だって続けてたのに。本当にショックなんだよ……。
 でも、遅れたって今からでも書くよ。
 だって、伝えたいから。自分が書くこの物語を(今回は物語でもないけどね……)。

 これから忘れずに続けます。


『伝えたい』



 そんなわけで、次のお話もお楽しみに! 待っててね。
 あー泣きたい。

 忘れた時用に追加で投稿できたらいいのになぁ……。

 がっつり素な感じで日記(?)書いたの初めてかもしれない。本当か?
 そしてなんかついつい追記してるよ。どうせだからもういっそのこと書いておこうと思ってね。
 いつもたくさんの♡ありがとー! ってね。


『待ってて』

2/12/2024, 7:28:18 AM

 この場所で生まれ、この場所で育ってきた。
 いろんなことがあった。嫌なことも、嬉しいことも。ずっと暮らしてきた場所だから。
 手放すには長過ぎて、重過ぎた。たくさんの思い出が詰まり過ぎていた。
 だから、たとえどんなことがあっても、ここにいたい。
 そう。ここがどれだけ燃やされ、潰され、壊され――そういった戦渦に巻き込まれようとも。この命が続く限り、決してこの場所を捨てない。


『この場所で』

2/10/2024, 10:33:28 PM

 誰もがみんな「死にたい」と思ったことくらいあるだろう。
 そう思ってたのに、どうやら世の中にはそうでない人もいるらしい。本当かどうかは知らないが。

 イッツ・ア・スモールワールド――小さな世界の中にこんな歌詞がある。

 世界中誰だって 微笑めば仲良しさ
 みんな輪になり手を繋ごう 小さな世界

「死にたい」と思う人がいたり全く思わない人がいたり、苦しみすら分かち合えないのに。一人一人考え方はまるっきり違うというのに、微笑って手を繋ぐことなんてできない。

 戦争のニュースを流すテレビをこたつの中で見ながら、ぼーっとそんなことを考えていた。


『誰もがみんな』

2/9/2024, 10:26:31 PM

 バイトの最終日に、出入口で待ち伏せしていた先輩に花束を渡された。
 彼女はそれを、作り笑いを浮かべながら受け取った。

 家に帰ると、花束を見た母親は「綺麗だね」と花瓶に生けた。娘の恋人が気に入らない父親は「おまえの彼氏よりいいんじゃないか」と言った。
 たしかに、先輩の好意は知っている。わかりやすかったからだ。
 しかし、必要に駆られ連絡先を交換したところ、すぐに返信を返さないと病んだメッセージを送ってきて、挙げ句の果てにはリストカットの写真を送ってこられ、もう関わりたくないと思っていた。そんな個人的な話を、親に話すつもりもなかった。
 だから、親の言葉にも苦笑いだけ浮かべて返した。

 花はいつか散るもので、しかしまさか、彼女自身の花を散らすとまではその時は思っていなかった。


『花束』

2/8/2024, 10:46:30 PM

「スマイルください」

 店に入ってきた男はカウンターの前に立つ無愛想な店主らしき男にそう言った。
「スマイルだけですか? 他の商品もいかがでしょうか――」
「スマイルだけでいい」
 店主に聞かれ、男は遮るようにそう返す。
 店主は一瞬悲しみを含んだような、そんな表情を見せたが、すぐにいつもの無表情に戻ると会計を始めた。「スマイル一つ100万になります」
 支払いを終えた男は受け取ったそれをすぐに装着し、嬉しそうに店を出て行った。

 その数日後、近所の男が自殺したらしいという噂が入ってきた。
「……いくら笑顔でいれば世の中を生きやすいとは言っても、本音を隠して笑顔だけでいるのは、抱えた苦しみを誰にも気付いてもらえず、辛さは増すばかりなんですよ」
 店主は今日も店に立つ。いろんな表情の仮面を並べて。


『スマイル』

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