苑羽

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1/14/2024, 1:11:20 PM

君の魔法は綺麗だね。
僕がそういうと、君はじんわりと頬を染めて、でも真っ直ぐ僕を見て、「ありがとう」って言ったんだ。
本当は、魔法だけじゃなくて君も綺麗だねとかなんとか、そんなこと言えれば良かったのかもしれないな。
頑張ってる君は、眩しくて、綺麗で、僕は大好きだったんだよ。
無理しないでね、危ないことはしないでね。
たくさんたくさん、言いたいことはあったのに、何にも言葉になりはしない。だってさ、君はいつだって、「私頑張るね」って笑っていたんだもの。
だから、君の前では綺麗でいたかった僕が、ほんとの僕の邪魔をして、「うん、頑張ってね。応援しているよ」って、それしか言わなかったんだ。
だから、今目の前で泣いている君に、「どうして」って尋ねる権利なんか、僕にありはしないんだ。

1/13/2024, 12:14:36 PM

幸せな夢だった。
目が覚めたら、君が隣にいるんだ。
寝起きで、ちょっと不機嫌で。
起こしちゃったな、ごめんねと言ったら、ふにゃりと柔らかい笑みを溢した。
幸せそうな顔で、僕は心から、この笑顔を守りたいって思ったんだ。
ありがとうも、ごめんねも、こんなにいうのが辛いなんて。
君は一体、幾つの魔法を僕にかけたのかな。僕にはちょっと効きすぎたみたい。

ああ、目を開けたくないな。開けるのが怖いんだ。
だってもう、僕の隣に君はいない。
僕はどこで間違ったんだろう。それが分からないから、君に呆れられてしまったんだね。
夢と現実の狭間で、僕は暫く、子供のように駄々をこねた。

「夢を見てたい」

1/13/2024, 12:08:12 PM

ずっとこのまま 保留

1/8/2024, 10:18:24 AM

20年前、あなたに言った言葉が、唐突に思い出された。

「生まれてきてくれてありがとう。これからママと一緒に、幸せになろうね」

この20年間、あなたはどんな思いを抱いてきたのかな。良い母親なんて何か分からなくて、正解すらないかもしれなくて、無我夢中で駆けてきたけれど。きっとそれは、あなたも同じで。
どの瞬間を切り取っても、そこには愛しいあなたが。そう思えば、幸せじゃない瞬間なんて、少しもなかった。
私は、あなたの良い伴走者でいられたかな。あの時の誓いを果たせたかしら?
きっとその答えは、これからのあなたが見つけていくこと。

目の前には、色とりどりの衣装を身に纏って友達と笑い合うあなたの姿。
うっかり目が霞みそうになって、空を見上げた。

成人おめでとう。生まれてきてくれて、ありがとう。

「色とりどり」
成人式を迎えられた方、おめでとうございます。あなたの幸せに満ちた未来を心から祈っております。

1/6/2024, 3:37:28 PM

君と幸せな時間を過ごすたび、「あとどれくらい、こうして一緒にいられるんだろうか」と考えてしまう。
それはコンビニ帰り、2人で歩いている時だったり、一緒に夕飯の準備をしたりしている時、唐突に浮かんでくるカウントダウンの文字。

この世に永遠なんてないと分かっているから、僕らはそれでも夢を見る。
君を置いていくより、僕が置いていかれたい。
君を1人にしたくないからね。
だからその代わり、っていうと重いけれども。

死が2人を分つまで、僕と一緒にいてくれませんか。

「君と一緒に」

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