〇〇の鐘…数字の間には二時間経っている
(1の鐘…6時 2の鐘…8時)
朝起きていつもどうりの毎日を過ごす。
井戸から水を汲んで、釜に魔法で火をつけ朝ご飯を作る。
お店の開業準備をし、朝ご飯を食べる。
今日は何を食べようか、
朝はあまり食べないのでドラゴンのチャーシューとポテトにでもしよう。
ドラゴンはあまり好かれないことが多いがあっさりしていて美味しい。
二の鐘がなったのでお店を開ける。
僕のお店は魔法補助道具店だ。
大体は魔法の短縮や威力の調整あとは、魔力が少ない人を補ったりもする。
効果はスゴイがその分値段も凄かったりする。
なのでお店にはなかなか人が現れない。
ただお店の番をする。
ゴーンゴーン
三の鐘がなった。 (3の鐘は10時)
まだ誰もお店に来ない。
ゴーンゴーン
四の鐘がなった、 (12時)
誰も来なかったがお昼ご飯だ、お店を閉めよう。
今日はトマトのポトフとパンだ、なかなか豪華にし
た。食が進む。
まだ5の鐘には時間がある掃除でもしよう。
ゴーンゴーン
5の鐘だ。 (2時)
お店を開けよう。
誰か来ればいいな。
ゴーンゴーン
6の鐘か、 (4時)
誰も来ないな、、、
ゴーンゴーン
7の鐘か、 (6時)
お店を閉めよう。
今日も誰も来なかったな、
お店は閉めたので、僕の夜ご飯にする。
なんとなくミパヲウタケの炙り焼きとクイックピッグのテリヤキ、お昼の残りのトマトポトフ、パンを食べる。
ミパヲウタケは美味いな、味が濃い。
クイックピッグはすこし高いが食べやすい。
そんなこんなで8の鐘。 (8時)
在庫の確認をしベットにつく。
僕は毎日何をしてるのだろうか、
先生にお店を託されてもう5年たった。
先生はシークレットダイヤ、見つけたかなぁ、
もう死んじゃったかなぁ
僕は毎日毎日同じ日々を過ごす。朝起きてご飯を食べお店を開きお客さんが来るのを待つ。
なにかしたいでも知りたいでも何も無い。
僕は何をしてるのだろう。
ゴーンゴーン
あぁ、1の鐘だ。
起きなきゃ。
毎日毎日同じ日々、
カランカラン
「こんにちわ~、いい魔道具があるって聞いたんですけど?」
その瞬間僕は恋に落ちた。
何でだろう。僕は彼女に何処かで会った気がする。
なぜ僕は恋に?なぜ?
「あ、あの?店員さん?」
僕【すみません魔道具でしたよね、何をお求めで?】
「魔力補助の魔道具が欲しくて、小さめな物が良いです。」
【魔力補助で、小さめてすか、、、少しお値段はかかりますがよろしいですか?】
「はい!」
僕は普通に対応しているがとてもなにかの感情が動いている。もっと知りたい。僕の物にしたい。
なぜ?僕は、、、
【ありがとうございました。】
「またきまーす」
その日から僕はあの人が常に心の中にいた。
朝起きても、お店をしてても、ご飯を食べてても、
何をしても頭から離れない。
なぜ僕は、、、
もっと知りたい。彼女のことを。この感情を、
僕はあらゆる手を使って彼女について調べた。
僕は魔法は得意だ。盗聴程度なら出来る。
ついでに僕の事についても調べた。
僕の記憶は、先生以外無い。
僕の親についても、生まれも、何もかも、
不便は無いし、知る気も起きなかったが、何故か、もっと知りたいと思う。
あれからお店をしながら色々調べた。
彼女については特に変わった事は無かったが、
僕は人間では無いようだった。
ある国の研究で人造人間を作り出した。
その人造人間は何もおかしなとこはなかった。
いや、なかったはずだった。
その人造人間を作る際に媒体を必要とする。
その際に血を媒体とした。
人造人間の体との相性もあるため沢山の種類が必要だったため、その国の国民から少しずつ血を取った。
その中で適応した人造人間が2つあった。
それが僕と01だった。
だが、その人造人間には欠点があった。
媒体としたものを取り込みさらに人間に近づこうとする、つまりは、適合した血を持つものを体内に取り込み完全な人間になるということだ。
そのために情報を集め、邪魔者は殺し、媒体者を食らう化け物になる。
01はそのせいで国を滅ぼし、賢者に殺された。
賢者、それは数々の魔法を収めた魔法使いで、僕の先生だ。
スッ
[あーあ、知っちゃったか、もっと知りたいなんか思っちゃいけないのに、、、ごめんね]
ザシュッ
[危険分子はさっさと排除しないとまたあの国みたいに、、、データは取れたしいいか、、、]
もっと知りたい
「今日ご飯抜きか〜」
そう言って俺は諦めて寝ることにした。
俺はいわゆる孤児でスラム街に住んでいる。
ご飯にありつけなかったりもするが割と平穏に過ごしている。
ある時俺はご飯を見つけたと思い走って行くと、捕まった。
こいつは奴隷商か、
スラム街に住んでいるやつなんか自分の生活に精一杯だ、助けてなんかくれない。
しかも俺は色素が薄い。
関わりたくも無いだろう。
運が悪かった。そう思うしかない。
ドカッッッン!!
どうやら俺は運がいいらしい。
それからは早かった。
国の騎士は壁を破り奴隷収容所を見つけそそくさと奴隷商達を捕まえてった。
この国では奴隷は違法である。
どこかの国は合法だと聞いたことがあるなぁ。
そんなこんなで俺は助け出された。
身寄りのない俺は孤児院に入れられた。
なんで俺が今まで孤児院に入って無かったかと言うと、孤児院に入るにも金がいる。
たくさんいるわけではないが親がいるなら必要だ。
そんな金も出したくなかったらしい。
俺は何故か色素がとても薄い。
髪の毛も白く肌も真っ白、目も青く両親とは似ても似つかない姿をしている。
最初は喧嘩していた両親もだんだん俺が可笑しいと思ったらしい。
捨てられた。
そんな俺が孤児院に入っても勿論誰も寄り付かない。
子供はどころか、孤児院の先生も薄気味悪がって陰口をたたく。
ある時孤児院が火事になった。
孤児院の先生のよそ見だったのだが、俺が居るから不幸になったとか喚いていた。
孤児院の人達は皆大丈夫だったが俺は孤児院にも、居場所は無いらしい。
アホらしい。
俺は何処かで期待してたらしい。
人と仲良くなれるのでは?と、
そんなこと俺には無理らしい。
こんなコトなら奴隷にでもなってたほうが楽だっただろうな、
奴隷だって高いから簡単に殺したくないだろう。
スラムで暮らしてた位の生活は出来る。
働いてご飯を食べ食い凌ぐ。
それはスラムだったから出来たことだ。
ここは商店街。
お金を持ってて買い物をして暮らせる、普通の人が暮らしている。
わざわざ何処のやつかも分からない奇妙なガキを誰が雇うだろう。
ああ、平穏な日常に戻りたい。
ここで俺は死ぬだろうか、あれから2日ご飯もそうだがここには川がない。
飲めない水ばかりだ。
町外れの狭い建物の間で俺は動けなくなっている。
ああ、なんて価値のない人生なのだろう。
仕方がない。
来世は幸せになりたいなぁ。
「おい、ガキ生きたいか?何をしてでも、」
生きたい?当たり前だろ俺はこんな人生まっぴらだ。生きれるもんなら生きたいさ。
「そうか、、、」
「やめ、やめろ、、、」
バンッ、、、、カラヵㇻ
カチ
【ふう、一仕事終わり。
うわ服汚れた、だっる〜】
あれから俺はマフィアに拾われた。
どんな姿をしていても仁義を通すだけで、仲間にしてくれる。
俺はこの組織に忠誠を捧げている。
当たり前だ、命の恩人だ。
今日は殺しの帰り。
俺の同僚が横領しやがって殺して来たとこだ。
組織はどんなやつでも拾ってくれ世界を与えてくれる。
なぜ裏切るのだろう。
白い悪魔だ何だの言われるが俺はこの平穏な日常を気に入っている。
ボスには感謝だな。
これからも俺を使って貰えるように頑張らなきゃ。
平穏な日常
「おはよう。」
あぁ、幸せだな、
朝が来て、おはようと挨拶をして、当たり前に家族がいて、職場に行って仕事して、疲れて帰る。
一杯ビール飲んで、朝がくる。
おはよう。
友達がいて、学校に行って勉強して、帰って課題して、ゲームして、家族と過ごす。
幸せだったなぁ。
いつしか、全てのものには終りが来る。
鉛筆でも
蝶でも
人間でも、
当たり前が過ぎていって、
当たり前に過ごす。
当たり前から外れると、当たり前のありがたさに気づく。
もっと早く気づきたかった。
後悔する。
変わらず当たり前に、朝が来る。
一日が回る。
当たり前の事だ。
自分でしか手に入れれない当たり前。
お金では買えないもの
〇〇年地球
「まずい地球に巨大な隕石が迫っている。」
「!?、何だと!これは確かにでかい。このまま行くと大陸は、消え去る。」
ニュース速報です。
地球に巨大隕石が近づいているとNASAが発表しました。
本来近くをとうりすぎる予定だった隕石が何らかの要因により軌道を変え、地球に迫っています。
このまま行くと、33日後、約一ヶ月後に地球と衝突すると発表されています。
被害を抑えられないかと、研究されていますが未だ打つ手はなしと言う状況です。
それから発表された隕石の詳細は、信じられないものだった。
大きさは地球と同じか小さいほど、元の星が何らかの要因で砕け四方に飛び散ったこと、成すすべが無いこと。
残り20日、小さいが隕石が肉眼で見えること、それは天災としか言いようがなく、みんな諦めていた。
月がその隕石とぶつかれば対処でるが、残念なことにあと8日、月とぶつかるには必要だった。
段々と近づく隕石。
人々は最初怯えていたが、段々覚悟が決まり、最後には大切な人と、暮らしていた。
勿論皆仕事はしないため不便ではあったが最後のひと時、幸せに暮らしていた。
「ああ、隕石が近づいてきた。」
隕石が月と同じほどのサイズになった頃、僕は屋上で隕石を眺めていた。
あと五時間。
結局月とは、ぶつからなかった。
空を見上げて最後の月夜を眺めていると、何かがおかしいことに気づいた。月が動いている。
月がゆっくりと、しかしはっきりと分かる。
月が隕石に近づいてるではないか。
少しずつ着実に、月は意思を持っているかのように、隕石へと近ずく。
「ぶつかる。」
その瞬間とても眩い光とともに音が消えた。
僕は今でも覚えている。
月が隕石にぶつかり、隕石は砕けた。
花火のような燃えさかる炎のような、なんとも言い表せないとても幻想的で、地球ではない何処か別の世界のような、とても現実離れした、ことだったた
その晩、この世界から月は消えた。
月がなくなった事により、様々な問題はあったが、当初つきと、ぶつける予定だったため何とかなった。
しかしなぜ月と隕石がぶつかったかは、未だ不明である。
最後の月夜を僕は今でもよく覚えている。
○月△日□曜日
ひな祭り
ひな祭り、女の子の健やかな成長を願って、男雛や女雛にちらし寿司や白酒を飲み、桃の花や木々を飾り、ひなあられなどを供える行事。
女の子の行事、昔は人形を出したりひなあられを買ってきたりしてたが、最近はしてないなぁ。
私は、体は女だ。
ただ性別というものが認知できてない。
「〇〇は女の子だし人形出さなきゃね。」
なんというか微妙である。
確かに女だが、なんというかなぁ。
こうやって書いているとうり誰にも言ってない。
まあいいかとも思うが、良いのか?とも思う
最近はジェンダーやらなんやら言ってるが、根本の意識なんか帰れん。
小さい頃から根付いてるんはなかなか変わらん。
だが、理解してほしいと思うのも、人間のさが。
難しい。
◯月☓日♡曜日
、、、
ニュース★ナイトTIMEの時間です。
今日❣‡‰地区のアパートで〇〇さんが死亡しているのが発見されました。
自殺者が〇☘年ぶりに出てしまいました。
ここ数年で人口が約♠%減っており、自殺者まで出てしまうと、、、、
誰か「こおつの名前と、この日記の名前って、、、あいつ、ついに死んじまったか。なんで最後俺に日記なんか渡したんだろ。たしかにこの時代に書いてちゃいけない事ばっか書いてあるが、、、」
☓日
今日はお母さんたちに自分の性別が分からないと話した。
怒られた。
気持ち悪がられた。
もうここには、居られない。
△日
職場のAさんが受け入れてくれて、告白してくれた。
この人なら信頼できそう。
♦日
Aさんに浮気された。
さっさと慰謝料取って別れよう。
この性が気持ち悪いらしい。
誰か(今の時代ジェンダーに配慮しないと社会で生きていけなくなる。ネットは炎上、住所は特定され、最悪逮捕される。
一時期自殺者が急激に上昇し、その後一切出なくなった。こいつは性に悩まされたのに、こいつの嫌いな奴らを守った。いつまでも優しかったな。)
ひな祭り