瑠唯

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〇〇年地球

「まずい地球に巨大な隕石が迫っている。」
「!?、何だと!これは確かにでかい。このまま行くと大陸は、消え去る。」



ニュース速報です。
地球に巨大隕石が近づいているとNASAが発表しました。
本来近くをとうりすぎる予定だった隕石が何らかの要因により軌道を変え、地球に迫っています。
このまま行くと、33日後、約一ヶ月後に地球と衝突すると発表されています。
被害を抑えられないかと、研究されていますが未だ打つ手はなしと言う状況です。



それから発表された隕石の詳細は、信じられないものだった。
大きさは地球と同じか小さいほど、元の星が何らかの要因で砕け四方に飛び散ったこと、成すすべが無いこと。
残り20日、小さいが隕石が肉眼で見えること、それは天災としか言いようがなく、みんな諦めていた。
月がその隕石とぶつかれば対処でるが、残念なことにあと8日、月とぶつかるには必要だった。


段々と近づく隕石。
人々は最初怯えていたが、段々覚悟が決まり、最後には大切な人と、暮らしていた。
勿論皆仕事はしないため不便ではあったが最後のひと時、幸せに暮らしていた。

「ああ、隕石が近づいてきた。」
隕石が月と同じほどのサイズになった頃、僕は屋上で隕石を眺めていた。
あと五時間。
結局月とは、ぶつからなかった。
空を見上げて最後の月夜を眺めていると、何かがおかしいことに気づいた。月が動いている。
月がゆっくりと、しかしはっきりと分かる。
月が隕石に近づいてるではないか。
少しずつ着実に、月は意思を持っているかのように、隕石へと近ずく。

「ぶつかる。」

その瞬間とても眩い光とともに音が消えた。
僕は今でも覚えている。
月が隕石にぶつかり、隕石は砕けた。
花火のような燃えさかる炎のような、なんとも言い表せないとても幻想的で、地球ではない何処か別の世界のような、とても現実離れした、ことだったた



その晩、この世界から月は消えた。
月がなくなった事により、様々な問題はあったが、当初つきと、ぶつける予定だったため何とかなった。
しかしなぜ月と隕石がぶつかったかは、未だ不明である。
最後の月夜を僕は今でもよく覚えている。

3/7/2024, 2:11:46 PM