神様
神様?
きっといるでしょうね。
この世界で起きる説明のつかない、あらゆる事象は全部神様のしわざだと思えば納得でしょ?
神様は過去も現在も、そして未来も知っている。
世界が混沌へと少しずつ近づいていることを知っている。
あなたが人生を悲観して、今まさに命を絶ちたいと思っていることも知っている。
だから、神様はきっとあなたに罰を与えることはないから、安心していいよ。
「神様なんか絶対に信じない」?
仮に君が神様を信じたくなければ、それでもいい。
というか、信じたくないよね。
きっと神様は君の気持ちも分かってくれてる。
地球には痛みが多すぎて困るよね。
墜落
白いサマードレス姿の君は
何処からともなく現れる
僕を困惑させる
君は優しく僕に語りかける
「いつでも手助けするよ」
もううんざりなんだ
わかってる。自分でなんとかしないとね。
気が狂いそうだ
でも、それも終わる
僕が終わらせてやるんだ
ダイオキシンの世界
赤い絵の具と酸素
万華鏡を除くみたいに
頭の中で回転する
プールサイドから飛び込めばいい
影と波紋
サマードレスの君がいる
すぐそこに
身体が軽くなるよ
君に触れそうだ
そばにいてくれるよね?
ずっと
ずっと
ずっと。
終電
君はとなり街へと向かう電車に乗っている
月明かりの下、電車は走っていく
空は晴れ渡り、星くずがきらめく
君は不安に押し潰されそうになる
これで何度目の逃避行だろう?
乗客はまばらでみんな無関心
それでも電車は走り続けている
いつまでたっても到着しそうにない
いくつものトンネルを通過したはずなのに
むしろ街の明かりから離れていくようだ
静寂の世界へと入っていく
それが君を不安にさせるんだ
車内の電灯が点滅する
窓の外は黒一色、明かりは一つも見えない
それでも君は電車に乗っているしかない
もはや行き先なんてどうでもいいと思える
ただ、早く降りてしまいたいんだろう?
電車が減速しはじめる
目的地到着のアナウンスが流れる
だけど
降りた先が君の望む街とは限らない
恐る恐る降りてみると
あっという間に電車は闇の中へと消えていく
君はぽつんと月明かりの下に立つと
どこかへ向かって歩き出す
夜はまだ明けそうにない。
ファンタスティック・アドベンチャー
HPもMPもほとんど0からスタート
特別なスキルなんて持ってやしない
みんな冒険者として勇ましく旅立つけど
怖くて仕方ないんだ、ワタシは弱虫
小さな鳥かごのような部屋の片隅で
自分の情けなさに涙が溢れた
だけど「変わりたい!」と思うなら
ドアを開けて外に出なきゃダメなの
ワタシは一人じゃないんだ
だってみんな同じように戦っている
武器も防具もまだ身につけてないけれど
ちっぽけな魂を燃やして進んでやる!
傷だらけになれば薬草を食べればいいんだし
世界は目まぐるしく移り変わっていくんだ
ワタシが生まれてきた意味、よく分からないけど
冒険が終わってクリアしたとき、何か分かるはず
大好きな人に会えるかもしれないし
掛け替えのないものを得られるかもしれない
この不思議な世界で、ワタシは戦う
エヴリバディ・スイング
小難しいことは考えないで
いろいろと嫌なことはあるだろうけど
ずっと抱え込んでいたんじゃ前に進めない
頭の中を軽くしてあげることも大切だ
部屋を明るくして、陽気な音楽をかけよう
さあ、何も考えずに今は踊ろう
さあ、私と踊りましょう
下手でも構わないから、身体を動かすんだ
さあ、私と踊りましょう
ほら、心が明るくなってきただろう?
実は幸せはあちこちに転がっているんだよ
それに気がついて、拾うことができたなら
君は自分が幸福だということを知るはずさ
太陽が空のてっぺんで輝くように
君は光を受けて輝きはじめるのさ
さあ、みんなも踊りましょう
全員で身体を動かせば、もっと楽しくなる
さあ、みんなも踊りましょう
ほら、幸せな気持ちになってきただろう?
小難しいことは考えないで
いろいろあるんだろうけどさ
今はスイングして、楽しもう
さあ、君も踊りましょう
みんなで一緒に踊りましょう
さあ、私と踊りましょう
みんなで一緒に踊りましょう
さあ、あの子も踊りましょう
みんなで一緒に踊りましょう